3月5日に打ち上げられ、地球を周回中のスペース・プレーン X-37B の2号機は、11月30日に宇宙滞在270日目を迎えます。X-37B は宇宙空間に最長270日間とどまる能力があるとされていることから、まもなく地球に帰還するとみられていましたが、アメリカ空軍は X-37B の飛行を延長すると発表しました:
- Military space shuttle receives mission extension
- Air Force says it's extending mission of mysterious X-37B
- No landing date yet for Air Force's mystery craft
X-37B の目的については依然として秘密のベールに包まれています。空軍当局者は、X-37B は 「宇宙空間における新しい技術をテストする手段を提供する(〝the space plane simply provided a way to test new technologies in space〟)」 とだけ語っています。つまり、X-37B そのものの開発が目的ではなく、X-37B の貨物室などに搭載される装置(センサーなど)のテストが目的だということのようです。
関連記事
- X-37B の初飛行近づく (10年4月7日)
- X-37B 打ち上げ (10年4月25日)
- Falcon HTV-2 は失敗 (10年4月26日)
- X-37B が軌道変更 (10年8月27日)
- X-37B が再び「行方不明」 (10年10月12日)
- X-37B 再発見 (10年10月15日)
- X-37B の高度が低下 (10年11月24日)
- X-37B が帰還 (10年12月6日)
- X-37B 2号機の打ち上げ迫る (11年3月1日)
- X-37B 2号機 打ち上げ (11年3月6日)
- Falcon HTV-2 再び失敗 (11年8月15日)