(12月31日、最新情報にもとづいて推定直径を修正しました。)
(12月29日、最新情報にもとづいて接近時刻を修正しました。)
小惑星〝2017 YZ4〟が12月28日から29日にかけて、月と地球に接近します。
この小惑星は12月25日に発見されたもので、アポロ群に分類され、直径は 7~15m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2017 YZ4 | 6~13 |
(月)12月28日 17:39 (地球)12月29日 00:50 |
0.68 0.58 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
両接近時刻の誤差は1分未満となっています。
この小惑星が地球に最接近する時の相対速度は秒速9.6km(時速約3万4000km)と計算されています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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