面白い民話です。長女が下田富士、次女が富士山、三女が八丈富士:
- 標高191m「富士山の姉」背が低い切ない理由 (写真あり)
長女、次女、三女ともに火山です。3つの火山の形成年代もこの順番です。特に三女の八丈富士(西山)は数千年前に活動を始めた新しい火山です。長女の下田富士は、かつて地下に貫入した安山岩質のマグマが隆起・浸食されて現在の姿になったもので、徐々に浸食が進んで低くなっています。一方、次女の富士山は、先小御岳・小御岳・古富士・新富士の4段階で成長して高さを増してきました。これらの点すべてが民話の内容と一致していて面白いと思います。
以下のページの末尾に「富士山がだんだん高くなった話」として、同じ民話がもう少し詳しく書かれています:
関連記事
- 13日の金曜日 (09年2月13日)
- ロック・ピープル (岩の人たち) (09年6月28日)
- 藤原教通が見た二星会合 (09年7月29日)
- シュメル神話の中の地震 (09年11月2日)
- 孕(はらみ)のジャン (09年12月5日)
- 先住民族の家屋とチリ地震 (10年3月22日)
- 地震の神話・伝承 (10年3月30日)
- 熒惑守心(熒惑心を守る) (12年9月30日)
- 2つの「心臓」が大接近 (12年10月3日)
- 富士川の「予言」 (13年6月23日)