2010年10月8日金曜日

煮えたぎるマグマ

ニュージーランドの火山学者 Geoff Mackley 氏やエクストリーム・クライマーの Drew Bristol 氏からなるチームが、南太平洋・バヌアツ共和国にあるアンブリム山(Ambrym、地図)のマルム火口(Marum)に懸垂下降を試みたときの様子を撮した動画です:

何でそんな危険なことをするのかとの思いもありますが、火口の底で煮えたぎるマグマの様子には圧倒されます。一見の価値ありです。

合成されたフェイク映像ではないかとの声もあるようですが、本物だそうです。

耐熱服を着た人物が煮えたぎるマグマのすぐそばまで近寄っているように見える映像ですが、注意して頂きたいのは、実際はもっと距離があるという点です。離れた場所から長焦点の望遠レンズを使って撮影しているため、遠近感が圧縮され、人物が実際よりもマグマのすぐそばにいるように見えているのです。

焦点距離の長い望遠レンズや天体望遠鏡で撮影したために遠近感が圧縮されている事例を以下に紹介します:

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