原因はわかっていません。石材にもともとあった傷から長年かけて亀裂が徐々に広がり、福島県沖など、ここのところの地震による揺れで、とうとう疲労破壊が起きたのかも知れません。
笠間稲荷神社は日本三大稲荷の一つです。同神社のウェブサイトによると、御祭神は稲荷大神=宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)で、「食物を司る神さまであるとともに、一族に流通や稲に関わる神を持つ、人間の生活にとって根源的な役割を司る神さま」、「五穀豊穣、商売繁栄、殖産興業、開運招福、火防(ひぶせ)の守護神」とされています。同神社には地震を押さえ込んでいるとされる要石の類はないようです。
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地図を見ると、笠間稲荷神社は東京の鬼門(北東)にあたる筑波山の背後にあるので、今回の大鳥居崩落は東京にとっては不吉かも ……。
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