以下は、ネバド・デル・ウイラの近くにあるポパヤン火山学・地震学観測所の 8月 31日付レポートです:
このレポートからかいつまむと ―― ウイラ山の警戒レベルは 3(イエロー)。同山では過去 1週間に 414回の地震を観測。その内 35回は岩盤の破壊に起因するもの、379回は山体内部での流体の運動にともなうものであった。31日の観測では、1日あたり 4400トンの二酸化硫黄ガスが放出されている。マグマが地表まで上昇してきており、今後火山活動がさらに激しくなることが予想される ―― とのことです。
先週、同じくコロンビアにあるガレラス山で噴火が始まり、警戒レベルが最高度の「レッド」に引き上げられましたが、その後活動が低下して警戒レベルも 1段階引き下げられています。
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