2020年5月9日土曜日

イエローストーンの間欠泉が「異常」噴出 (続報-90)


米国イエローストーン国立公園内のスティームボート間欠泉(地図)が、5月8日01時05分(日本時間8日16時05分)ごろから熱水や水蒸気を噴出し始めました。今年13回目の噴出です。

日付(現地時間) 間隔(日)
1 1月9日 14
2 1月23日 14
3 2月1日 9
4 2月12日 11
5 2月21日 9
6 2月28日 7
7 3月6日 7
8 3月15日 9
9 3月24日 9
10 4月2日 9
11 4月10日 8
12 4月27日 17
13 5月8日 11


以下は、最寄りの地震計と、噴出した熱水が流れ込む川の流量の記録です。振幅が小さく継続時間も短い噴出でした。5時40分ごろ、10時40分前後、12時36分以降などにも噴出の可能性がある震動が記録されていますが、定かではありません。今回は、間欠泉の一番近くに設置されている地震計(YNM: Norris Museum, Yellowstone Park)が前々日から欠測となっていたので、別の地震計(YNR: Norris Junction, Yellowstone Park)を使用しています:

昨年(2019年)のスティームボート間欠泉の年間噴出回数は48回で、正確な記録が残っている範囲ではこれまでで最多でした(昨年の噴出記録はこちらを参照してください)。


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