2024年12月30日月曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-314)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 12月29日14:00 付けで「続報 No.381」(PDF形式)を出しています。
 
前回の更新情報(No.380、12月25日15:00 付け)では次のように推定されていました ——
  • CH26 観測装置に12月17日〜18日に出現した PBF特異は直前変動ではなかったもよう。
  • K10 観測装置に現れた振動型 BF 変動は、11月1.5日の極大に続く 2つ目の極大である可能性。
  • 極大 11月1.5日、CH26 観測装置の PBF特異の終息 12月19.0日に経験則[極大〜地震発生]:[終息〜地震発生]= 3.9:1 を適用すると、対応地震の推定発生時期として 1月4日±2日が算出される。
  • 現在継続中の CH32 観測装置と CH23 観測装置の特異変動は、12月28.6日±2日に静穏化の可能性。この静穏化が観測されれば、1月4日±2日に対応地震発生の可能性となる。静穏化しない場合は再考し続報予定。
 
今回の更新情報(No.381)では以下のように推定されています ——
 
現状 ——
  • CH26観測装置と CH20観測装置(八ヶ岳): 12月27日に1日のみ、PBF特異が同期して出現、終息。

  • CH32 観測装置と CH23 観測装置(八ヶ岳): 特異変動が継続。12月27日以前は激しい変動だったが、12月28日以降は徐々に基線を記録するように変化してきた。
 
考察 ——
  • CH26観測装置と CH20観測装置の PBF特異の終息が 11月1.5日の極大に対する最終変動で終息を 12月28.0日とすると、経験則 [極大〜地震発生]:[終息〜地震発生]= 3.9:1  によって、対応地震発生日 2025年1月16日±3日が算出される。

  • CH32 観測装置と CH23 観測装置の特異変動は、1月16日±3日の地震発生推定が正しい場合、1月6.5日±2日に静穏化すると推定される。
 
[注]PBF特異変動については『FM(VHF帯域)電波電離層モニター観測による「地震・火山の予報」解説資料』(PDF形式)の 9ページにある図32を参照してください。


推定日2025年1月16日±3日
CH32・CH23の特異変動が 1月6.5日±2日に静穏化した場合
静穏化を確認して修正予定
推定時間帯 09:00±2時間 または 18:00±3時間
前者の可能性が若干高い
推定震央領域

続報 No.381」所載の図4 参照
太線領域内=大枠推定領域
斜線領域=可能性が考えやすい推定領域
震央が火山近傍領域である可能性が高い
弧線A~B以南の可能性は低い

直近で噴火の可能性が考えられる前兆変動はないので、現状では震央近傍火山の噴火の可能性は考えにくい。今後噴火変動が観測された場合は続報予定。
推定規模 主震:M8.0 ± 0.3
複合の場合:M7.4±0.3 + M7.3±0.3 など
(余震を含まない大型地震の断層長が合計で約150km 程度となるような複合地震活動の可能性)
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
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