前回の更新情報(No.378、12月8日13:00 付け)では次のように推定されていました ——
12月4日±3日には前兆変動が静穏化しなかった →
- 現時点では 12月21日以前に対応地震が発生する可能性は否定される。
- ステージ 29の初現が 10月9日ではなかったことになる。
ステージ 29の前兆変動はステージ 28と並行出現しており、明確な初現が確定できない → 現在の前兆変動が完全終息するまで、対応地震の発生時期を推定することは困難。前兆変動の静穏化を待つ必要がある。
- 12月11日前後に前兆変動が静穏化した場合 → 12月24日±3日に対応地震発生の可能性
- 12月16日ごろまで前兆変動が継続した場合 → 対応地震発生は年末ごろとなる可能性
今回の更新情報(No.379)では以下のように書かれています ——
静穏化していた CH26 観測装置(八ヶ岳)と CH20 観測装置(八ヶ岳)の PBF特異変動が、12月17日の昼を中心に約 20時間にわたって同期して再出現。直前変動である可能性が考えやすい。
- 極大 11月1.5日、直前特異 12月17.5日に経験則[極大〜地震発生]:[直前特異〜地震発生]= 6:1 を適用 → 12月26日±3日発生
現在継続中の CH32 観測装置(八ヶ岳)と CH23 観測装置(八ヶ岳)の特異変動は、12月6.5日の極大に対して継続出現している可能性。これらの特異変動が静穏化する時期によって対応地震発生の推定時期が変わる:
- 12月22日±2日に静穏化の場合 → 12月27日±3日発生
- 12月27日±2日に静穏化の場合 → 1月3日±3日発生
[注]PBF特異変動については『FM(VHF帯域)電波電離層モニター観測による「地震・火山の予報」解説資料』(PDF形式)の 9ページにある説明と図32を参照してください。
推定日 | (1)12月27日±3日 または (2)1月3日±3日の可能性。 (1)の可能性の方が考えやすい CH32 と CH23 の特異変動の実際の静穏化を確認して修正 |
推定時間帯 | 09:00±2時間 または 18:00±3時間 午前09時~11時の可能性が若干高い |
推定震央領域 |
「続報 No.379」所載の図3 参照 太線領域内=大枠推定領域 斜線領域=可能性が考えやすい推定領域 震央が火山近傍領域である可能性が高い 弧線A~B以南の可能性は低い 直近で噴火の可能性が考えられる前兆変動はないので、現状では震央近傍火山の噴火の可能性は考えにくい。今後噴火変動が観測された場合は続報予定。 |
推定規模 | 主震:M8.0 ± 0.3 複合の場合:M7.4±0.3 + M7.3±0.3 など (余震を含まない大型地震の断層長が合計で約150km 程度となるような複合地震活動の可能性) |
推定地震種 | 震源が浅い陸域地殻内地震 |
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
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