八ヶ岳南麓天文台の串田氏が 12月5日16:00 付けで更新情報を出しています ――
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.251 (PDF形式)
以下は今回の更新情報のまとめです ――
推定時期 | 2019年1月10日±3日(または 2月13日±3日)に発生の可能性 前兆が完全に終息するまで確定できない。 今後の前兆の出現状況によって修正する可能性あり。 |
推定時刻 | 午前9時±1時間 または 午後6時±3時間 |
推定震央領域 | 「続報 No.251」所載の地図参照 点線内は大枠推定領域、太線内は可能性が高い領域、斜線部分は火山近傍前兆が出現していることを加味した場合。 |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 |
推定地震種 | 震源の浅い陸域地殻内地震(火山近傍の可能性が高い) |
▼ 現状
- 八ヶ岳の3観測装置(CH17、CH20、CH21)に特異前兆が継続出現(No.1778 前兆)。
- 10月から複数の観測装置に前兆のピークが出現(No.3039 前兆)。
▼ 考察
- 当初、No.3039 前兆は No.1778 前兆とは別の地震の前兆と考えていたが、以下の理由により、No.1778 前兆の別形態前兆と認識:
- 出現が長期化している。
- No.1778 前兆と同じ時期に前兆のピークが出現。
- 大型の地殻内地震で前兆が長く継続する場合には、推定規模がやや小さい別形態地震前兆が出現するケースが多々ある。
- No.3039 前兆では CH34(八ヶ岳)に基線幅増大(BT: Baseline Thickness)前兆が出現している。BT前兆が長期出現する場合、または、発生間近に継続出現する場合には周期的変化が現れる。
- 周期的変化とは、BTの継続時間が長い時期を小ピークとすると、その小ピークが周期的に現れること。また、周期に合致しない小ピークも現れる(続報 No.251 の右端の図を参照)。
- 周期に合致しない小ピークの日付に、周期の平均の6倍または9倍の日数を加えると、地震発生日±3日となる経験則を2002年に確認。以降の予測に適用してきた。
- 周期に合致しない小ピークの日付は11月2日。周期の平均は11.5日 ――
- 11月2日 + 11.5 × 6 = 2019年1月10日±3日
- 11月2日 + 11.5 × 9 = 2019年2月13日±3日
- No.1778 前兆からは、発生時期を良好に推定できる前兆関係は見いだせない。ただし、2019年1月11日±3日の可能性を示す初現~極大関係が見える。
串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:
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