2018年12月1日土曜日

2つの小惑星が地球と月に接近・通過


2つの小惑星が地球と月に接近していたことがわかりました:

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2018 WY1
アポロ群
6~13 (地球)11月26日 21:53
 (月)11月27日 02:41
1.45
1.62
2018 WZ1
アポロ群
4~8 (地球)11月27日 19:27
 (月)11月28日 00:03
0.28
0.88
(1LD=地球から月までの平均距離) 

WY1 と WZ1 は11月28日に発見されました。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

最接近時の地球との相対速度は、WY1 が秒速 16.4km(時速約 5万9000km)、WZ1 が秒速 14.2km(時速約 5万1000km)です。

WY1 の月への接近時刻には ±2分の誤差が見込まれています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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