小惑星〝163899 (2003 SD220)〟が12月22日午前に地球のそばを通り過ぎて行きました。
この小惑星はアテン群に分類され、直径は 920m~2.1km と推定されています。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
163899 (2003 SD220) | 920~ 2100 |
12月22日 10:04 | 7.36 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
最接近時の地球との相対速度は秒速6.2km(時速約2万2000km)と計算されています。
NASA はこの小惑星に対してマイクロ波による観測をおこない、その画像を公開しています。この小惑星は回転軸の定まらない不規則な回転をしており、自転周期はおおよそ12日。NASA はこの小惑星の形を「水面に出たカバの背中」と表現しています(画像1)。その長さは少なくとも1マイル(1.6km)。12月19日に取得された画像は特に奇妙で、何かの幼虫か発芽中の種子のように見えます(画像2):
関連記事