2018年12月22日土曜日

変な形の小惑星が地球に接近・通過


小惑星〝163899 (2003 SD220)〟が12月22日午前に地球のそばを通り過ぎて行きました。

この小惑星はアテン群に分類され、直径は 920m~2.1km と推定されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
163899
(2003 SD220)
920~
2100
12月22日 10:04 7.36
(1LD=地球から月までの平均距離) 

最接近時の地球との相対速度は秒速6.2km(時速約2万2000km)と計算されています。

NASA はこの小惑星に対してマイクロ波による観測をおこない、その画像を公開しています。この小惑星は回転軸の定まらない不規則な回転をしており、自転周期はおおよそ12日。NASA はこの小惑星の形を「水面に出たカバの背中」と表現しています(画像1)。その長さは少なくとも1マイル(1.6km)。12月19日に取得された画像は特に奇妙で、何かの幼虫か発芽中の種子のように見えます(画像2):

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