NASAが2006年に打ち上げた冥王星(および太陽系外縁天体)探査機「ニュー・ホライズンズ」は、冥王星まで約8700万kmに近づいています(現在の位置図)。徐々に冥王星の表面の模様が見えるようになってきています。
以下は、NASAが4月30日に公開した冥王星とその衛星カロンの動画です:
衛星カロンが冥王星の周りを回っているのではなく、冥王星とカロンがともに共通重心の周りを回っていることがよくわかる動画です。
冥王星の表面に見える白く輝いている部分は、窒素が凍結してできた極冠であると推定されています。冥王星の地軸は、天王星と同じように大きく傾いているため、上の動画では極冠がふらついているように見えていると考えられています。
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