ネパールで4月25日に発生した地震によって、世界の最高峰・エベレスト山が2.5cmほど低くなったとのことです:
- Mount Everest Shrank As Nepal Quake Lifted Kathmandu
- Nepal Earthquake Shrank Mount Everest, Lifted Areas Near Kathmandu 3 Feet
記事をまとめます:
- 欧州宇宙機関(ESA)のレーダー観測衛星〝Sentinel-1〟によるネパール周辺のデータが4月29日に公開された。
- 観測データの暫定的な解析結果では、長さ120km、幅50kmの領域で、最大約1mの隆起が発生したことが判明。
- 最大の隆起は、ネパールの首都・カトマンズから17kmの地点。
- エベレスト山を含む領域は、今回の地震によって約2.5cm低くなった。これは、地震による歪みの開放によって、カトマンズの北で地殻にかかる力が緩んだためである。
- ヒマラヤ山系全体としては隆起を続けている。年間約1cmの速さで隆起している領域もある。これは、インド・プレートとユーラシア・プレートの衝突によって生じている。
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