2月17日から18日にかけて、伊豆大島(地図)西方沖で火山性地震が増加しました。有感地震も2回観測されています。以下は、気象庁が2月20日に発表した「平成27年 No.08 週間火山概況 (平成27年2月13日~2月19日)」からの引用です:
火山性地震は少ない状態で経過していましたが、17日と18日に伊豆大島の西方沖を震源とする火山性地震が一時的に増加しました。
(中略)
GNSSによる観測では、地下深部のマグマの供給によると考えられる島全体の長期的な膨張傾向が続いています。この傾向は2011年頃から鈍化していましたが、2013年8月頃から再び膨張傾向となり、2014年8月頃からはその膨張率に増大傾向がみられています。
以下の関連記事リストでも分かるとおり、伊豆大島で火山性地震が一時的に増加することはこれまでにもありました。噴火に直ちに結びつくわけではありません。
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