1月31日付「近畿圏中心領域大型地震 (続報-42)」の続報です。
八ヶ岳南麓天文台の串田氏が更新情報を2月26日付で出しています:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.080-084 (PDF形式)
今回の更新情報の結論をまとめると以下のようになります:
- 2つの長期継続前兆群 No.1778 と No.2443 は同一地震の前兆である可能性が高い
- No.1778 と No.2443が同一地震の前兆だとすると、7月中旬以前の対応地震発生はない
- 6月13日ごろにこれらの前兆群が終息すれば、7月末前後が対応地震の発生時期
- 対応地震発生場所はこれまでどおり近畿領域(琵琶湖とその西方など)の可能性が高いが、東北領域(新潟県、福島県など)も考えられる (詳細は「続報 No.083」と「続報 No.084」の地図参照)
串田氏は、2つの長期継続前兆群が同一の地震の前兆であると考えるに至った理由として、両者に以下のような類似点があることをあげています:
- 共通の観測装置に前兆が出現している
- どちらも長期継続前兆(2年以上継続)で、段階的な出現・終息のパターンがある
- どちらもM7.5±以上の規模を示唆している
- どちらも陸域の震源を示唆している
- どちらも午前9時前後または午後6時前後の地震発生時間帯を示唆している
現時点での推定をまとめると以下のようになります:
時期 | 7月31日±3日 (6月13日前後に前兆が終息した場合) |
震央 | 近畿領域(推定領域A) または 東北領域(推定領域B) 領域Aの方が可能性高い (「続報 No.083」と「続報 No.084」の地図参照) |
規模 | M7.8±0.5 (陸域で深さ10~30kmの浅い震源) |
発生時間帯 | 午前9時±2時間 または 午後6時±3時間(参考情報) |
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