富士山の噴火による被害を防ぐとともに、その美しい姿を保つために、富士山のマグマを人工的に抜き取って噴火を防止する工法を、環境・防災設備機器メーカーが検討するとのことです。
「富士山を望む駿河湾に、掘削用リグを備えた海底掘削船より、人工的にマグマを排出する大経口パイプをマグマだまりの少し手前まで打ち込む」、「大経口パイプの先端から、小口径パイプをマグマだまりの直前まで数本打ち込んで、その先端を爆破させることにより、マグマの排出路を作る」:
- フジワラ産業、「FM式マグマ抜き工法」の開発を検討 ―日本の象徴、美しい富士山の噴火予防対策としてー (図、動画あり)
- フジワラ産業、「FM式マグマ抜き工法」の開発を検討 -日本の象徴、美しい富士山の噴火予防対策としてー (図あり)
マグマ噴火を防ぐための「FM式マグマ抜き工法」と、水蒸気爆発を防ぐための「FM式ガス抜き工法」があるようです。
技術的に可能であったとしても、駿河湾沿岸の漁業組合は「絶対反対」でしょうね。
まだ「検討することといたしました」という段階なのにマスコミに発表するというのは、企業の売名行為のような感じもします。
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