富山県高岡市の温泉施設「ロッジ山ぼうし」(地図)で、東北地方太平洋沖地震の直後から湧出量が変化し始め、8月ごろには以前に比べて湧出量が6倍増、温度が8度上昇。その状態が現在も続いています:
専門家は、「大震災の影響による火山活動の活発化で、地殻変動が起きた」可能性や、「温泉脈の形が変わり、地下の圧力が上がっている」可能性を指摘しています。
当該温泉施設の最寄りの活火山には、弥陀ヶ原、白山、焼岳などがありますが、温泉施設からそれぞれ 64.4km、68.5km、86.8km 離れています。
関連記事
- 登別温泉の大正地獄が活発化 (09年 9月 8日)
- 自噴泉たびたび停止 ― 和歌山県白浜町 (10年 1月から)
- 温泉の水位低下 ― 静岡県島田市 (10年 3月 7日)
- 水温と成分が変化 ― 岐阜県安八温泉 (10年 3月 22日)
- 温泉の水量不足 ― 広島県庄原市 (10年3月27日)
- 熱湯十数メートル噴出 ― 北海道・登別温泉 (10年6月29日)
- 草津温泉に変化? ― 群馬県草津町 (10年8月21日)
- 温湯(ぬるゆ)温泉の源泉復活 ― 宮城県栗原市 (10年10月15日)
- 熱水の爆発的噴出 ― 宮城県大崎市 (10年10月18日)
- 異常湧水 ― 静岡県富士宮市 (10年10月22日)
- 温泉の成分変化 ― 和歌山県紀美野町 (11年1月20日)
- 温泉の温度が急激に変化 ― 鹿児島県霧島市 (11年2月7日)
- 温泉の色が突然変化 ― 北海道釧路市 (11年3月9日)
- 井戸の水質悪化 ― 京都市伏見区 (11年8月9日)
- 今年も異常湧水 ― 静岡県富士宮市 (11年9月19日)
- 富士山の麓は「水浸し」状態 (11年10月2日)
- 源泉のくみ上げストップ ― 山形県山形市 (11年12月27日)
- 異常湧水に収束の兆し ― 静岡県富士宮市 (12年1月25日)