日本時間の今朝 7時 8分頃、スペイン南部の都市・グラナダの近郊で M6 超の深発地震が発生しました:
被害は出ていないようです。EMSC(European-Mediterranean Seismological Centre 欧州・地中海地震学センター)は M6.2、USGS(U.S. Geological Survey 米国地質調査所)は M6.3 と発表しています。震央はグラナダの南東 16 km (USGS は 25 km)、震源の深さは 624 km (USGS は 616.7 km)です。
上記 1 の報道記事によると、3月 1日にスペイン人の地質学者 Luis Eugénio Suarez 氏が、近日中にグラナダ地域でチリ地震に近い規模の地震が起こると発表していたということです。規模や深さを考えると、今回の地震がそれに該当するとは考えにくいですが、今後の推移に注目したいと思います。
グラナダでは 126年前に M6.6 の地震が起き、死者 750~900人、負傷者数千人の被害が出ているとのことです。スペインとポルトガルを含むイベリア半島南部では、昨年来、やや強めの地震が何回か起きています。