2025年1月4日土曜日

内ノ籠断層で群発地震

 
栃木県西部の内ノ籠(うちのこもり)断層付近で、1月2日ごろから微小な地震が多発しています。地震が起きているのは男体山(地図)の南 15km 付近です。政府・地震調査研究推進本部の資料によれば、同断層では M6.6 程度の地震が発生する可能性があるとされていますが、発生確率は不明とされています。
 
2025年01月02日12:00~2025年01月03日12:00
気象庁「震央分布」より
 

能登半島地震: 東北地方太平洋沖地震と南海トラフ巨大地震のはざま

 
富山の『チューリップテレビ』の記事です。 能登半島地震について富山大学名誉教授の竹内章氏(地質学)が解説しています。能登半島は、すでに起きた東北地方太平洋沖地震の「後遺症」(地殻変動)と、これから起きる南海トラフ巨大地震の「準備」の影響が重なる場所だということです。
 
「2024年に発生した能登半島地震、2007年の能登半島地震、1993年の能登半島沖地震もそうだと言えるんですけど、すべてが南海トラフの巨大地震がこれから起きる準備が西日本で進んでいる」、「能登半島地震で連動して動いた断層帯の南端の端の破壊が懸念される」:

2025年1月3日金曜日

日本海側の地震の特徴とは? 次は長岡平野西縁断層が動く?

 
テレビ新潟』の長い記事です。中越地震、中越沖地震、能登半島地震など、日本海側の地震の特徴は、複数の断層が関与し余震が多いことだそうです。

「普通だと一つの断層が動いて本震で断層ができて、そこで余震が起こっていくことも多いが、中越地震の場合はちょっと離れたところで完全に違う断層がもう一回割れているので、総じては全部余震と言いますが、ちょっと小さめの別の地震が起こっている」、「断層そのものが非常にたくさん存在していて。なおかつ非常に複雑な壊れ方をするというのが日本海側の、ある意味、地震の特徴かと思います」、「長岡平野西縁断層(地図)というのが地下にある場所です。いろんな活断層、ほかにいっぱい新潟県内にありますけれども、その中からみると次は動くならこれだよねというように思っています」:
 

形勢逆転 ハイエナ vs. ライオン

 
 

小惑星 2025 AB が地球と月に接近

 
1月3日、かなり大きな小惑星〝2025 AB〟が地球と月の近くを通過します。
 
2025 AB (2025年1月2日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)1月3日 15:22
 (月)1月3日 22:08
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.40 LD
(月)0.96 LD
推定直径
10 ~ 23 m
対地球相対速度
11.6 km/s ≅ 4万2000 km/h
初観測から地球接近まで2 日
次の地球接近2035年8月23日ごろ
公転周期356 日 ≅ 0.97 年
分類
アテン群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

小惑星 2025 AC が地球と月に接近・通過

 
1月3日、小惑星〝2025 AC〟が地球と月の近くを通過しました。非常に低速な小惑星です。
 
2025 AC (2025年1月2日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)1月3日 07:36
 (月)1月3日 11:20
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.37 LD
(月)1.28 LD
推定直径
4 ~ 9 m
対地球相対速度
4.3 km/s ≅ 1万5000 km/h
初観測から地球接近まで2 日
次の地球接近2030年3月31日ごろ
公転周期482 日 ≅ 1.32 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2025年1月2日木曜日

能登半島の謎の地殻変動を 4年前に察知

 
MBS毎日放送』の記事です。京都大学の西村卓也教授の研究を紹介しています。

「2021年、西村准教授(当時)は研究を進める中で衝撃的なデータを得た。大地震につながるかもしれない変化だった」、「前例のないデータがもたらされた場所、それは『能登半島』だった。能登半島最北端に位置する石川県珠洲市」、「火山のない地域では考えられない数値」、「結構こわいね、大きな地震が来ないといいなと思うんだけど」:
 

イエローストーンの間欠泉が「異常」噴出 (続報-169)

 
米国イエローストーン国立公園の 12月の状況です。
 
12月にはスティームボート間欠泉(地図)の噴出はありませんでした。2024年の 1年間では 6回の噴出がありましたが、これは 2018年にこの間欠泉が活動を再開して以来、最も少ない回数です。
 
日付(現地時間) 間隔(日)
1
2月26日 58
2
4月3日 37
3
5月30日 57
4
7月15日 46
5
10月7日 84
6
11月23日 47
 
 
12月の地震活動は通常のレベルでした。全体で 82件の地震が観測され、最大は 12月15日に発生した M2.7 でした。12月中に群発地震はありませんでした。
 
イエローストーン・カルデラでは 10月以来、わずかな(1cm 未満)沈下が記録されました。2024年全体としては、カルデラは約 3cm 沈下し、2015〜2016年に始まった傾向が続いています。
 
ノリス間欠泉盆地付近では、過去 1か月間、大きな変動は観測されませんでした。2024年全体としては約 1~1.5cm の沈下が観測されています。
 
 
 

2025年1月1日水曜日

乙巳の年の大地震

 
2025年の干支は乙巳(きのとみ、イッシ)。どんな年になるでしょうか。
 
60年ごとに巡ってくる乙巳の年ですが、日本史上では 2度、大きな政変、体制の転覆が起きています。一度目は 645年の「乙巳の変」。中大兄皇子・中臣鎌足らが蘇我入鹿を天皇の御前で殺害。翌日、蘇我蝦夷も自殺して蘇我氏本宗家が滅亡。「大化の改新」がスタートします。二度目は 1185年の「壇ノ浦の戦い」。長門国の壇ノ浦(山口県下関市)で平家が滅亡。鎌倉幕府に権力が移行します。いずれの場合も、権勢を誇り、専横を極めた一族が滅亡し、新たな政権が発足しています。
 
ひるがえって現在の日本を思うと、国権の最高機関であるはずの国会すら影響下におさめる某省とその閨閥が国政を実質的に壟断し、一般国民を搾取し続けています。令和版「乙巳の変」が起きて彼奴らが駆除される日が来れば ・・・

以下は、乙巳の年に起きた大地震の一覧です(引用元は『理科年表』):
 
1185年 文治地震(元暦大地震)近江・山城・大和: M≒7.4、京都、特に白河辺の被害が大きかった。社寺・家屋の倒潰破損多く死多数。宇治橋落ち、死 1。
1245年 京都:壁・築垣や所々の屋々に破損が多かった。
1605年 慶長地震 東海・南海・西海諸道: M7.9〜8、関東から九州までの太平洋岸に津波、紀伊・阿波・土佐などで大きな被害。
1725年 高遠・諏訪:M6.0〜6.5、高遠城の石垣・塀・土居夥しく崩れ、城内外士屋敷の破損87.郷村36ヶ村で倒家347など、死4。山崩れがあった。江戸・八王子・奈良で有感。
1905年 芸予地震 安芸灘:M7¼、広島・呉・松山付近で被害が大きく、広島県で家屋全潰56,死11、愛媛県で家屋全潰8。
1965年 静岡地震 静岡県中部:M6.1、死2、傷4。住家一部破損9。清水平野北部で被害が大きかった。
松代群発地震始まる。長野県北部。最大 M5.4、全地震総計は M6.4相当。
2025年
 
 
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キラウエア山の噴火続く — ハワイ

 
12月24日付「キラウエア山が噴火 — ハワイ」の続報です。

「12月23日に始まり 2度休止したカルアペレ(キラウエア山頂カルデラ)の噴火は今朝(31日)も続き、ハレマウマウ・クレーターの南西側で溶岩が噴出している。12月29日、火口縁にいたハワイ火山観測所(HVO)の地質学者は、噴出(溶岩噴泉)の高さが最大約 130フィート(40メートル)に達するのを観測した」(ハワイと日本の時差は 19時間です。ハワイ時間の 31日朝6時は日本時間では 1月1日午前1時になります):