前回の更新情報では ——
CH32 観測装置と CH23 観測装置(八ヶ岳): CH23 の特異は1月7日現在、静穏化。残る変動は CH32 の特異のみで、その変動はきわめて小さくなっている。
—— となっていたが、この CH32 の特異変動が 1月19日16時ごろ(19.7日)に静穏化、さらに残っていた微弱な変動も 1月21日14時30分(21.6日)に静穏化。
16年7ヶ月間にわたって継続した変動が全て終息した。
12月8.8日極大に対する静穏化時期を前者 19.7日とした場合は 2月3日±2日、後者 21.6日とした場合は 2月5日±2日が地震発生推定日として、経験則[極大〜地震発生]:[終息〜地震発生]= 3.9:1 から算出される。大枠としては 2月4日±3日。
[注]特異変動については『FM(VHF帯域)電波電離層モニター観測による「地震・火山の予報」解説資料』(PDF形式)の 9ページを参照してください。
推定日 | 1月19.7日に静穏化したと解釈した場合 → 2月3日±2日 1月21.6日に静穏化したと解釈した場合→ 2月5日±2日 大枠としては→ 2月4日±3日 |
推定時間帯 | 09:00±2時間 または 18:00±3時間 (前者の可能性が若干高い) |
推定震央領域 |
「続報 No.383」所載の図5参照 太線領域内=大枠推定領域 斜線領域=可能性が考えやすい推定領域 震央が火山近傍領域である可能性が高い 弧線A~B以南の可能性は低い 直近で噴火の可能性が考えられる前兆変動はないので、現状では震央近傍火山の噴火の可能性は考えにくい。今後噴火変動が観測された場合は続報予定。 |
推定規模 | 主震:M8.0 ± 0.3 複合の場合:M7.3±0.3 + M7.1±0.3 など (余震を含まない大型地震の断層長が合計で約110〜150km 程度となるような複合地震活動の可能性) |
推定地震種 | 震源が浅い陸域地殻内地震 |
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
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