前回の更新情報(No.381、12月29日14:00 付け)では次のように推定されていました ——
- CH26観測装置と CH20観測装置の PBF特異の終息が 11月1.5日の極大に対する最終変動で終息を 12月28.0日とすると、経験則 [極大〜地震発生]:[終息〜地震発生]= 3.9:1 によって、対応地震発生日 2025年1月16日±3日が算出される。
- CH32 観測装置と CH23 観測装置の特異変動は、1月16日±3日の地震発生推定が正しい場合、1月6.5日±2日に静穏化すると推定される。
今回の更新情報(No.382)では以下のように推定されています ——
現状 ——
- CH26観測装置と CH20観測装置(八ヶ岳): 1月2日夕刻から 1月3日深夜にかけて PBF特異が再出現。
- CH32 観測装置と CH23 観測装置(八ヶ岳): CH23 の特異は1月7日現在、静穏化。残る変動は CH32 の特異のみで、その変動はきわめて小さくなっている。
考察 ——
- CH26観測装置と CH20観測装置の PBF特異の再出現には 2通りの可能性:
(1)11月1.5日極大に対する直前変動
(2)11月1.5日極大に対する最終変動 - (1)の場合:経験則[極大〜地震発生]:[直前特異〜地震発生]= 6:1 より 1月16日±3日に地震発生の可能性。
「1/16±3 発生の場合の誤差範囲である 1/19 発生の場合は、1/8.8±1 に CH32 特異が静穏化する可能性が計算できます。従いまして明日の深夜までに静穏化した場合は 1/19 発生の可能性が否定できません。」 - (2)の場合:経験則[極大〜地震発生]:[終息〜地震発生]= 3.9:1 より 1月26日±3日に地震発生の可能性
[注]PBF特異変動については『FM(VHF帯域)電波電離層モニター観測による「地震・火山の予報」解説資料』(PDF形式)の 9ページにある図32を参照してください。
推定日 | 2025年1月19日±2日 (CH32 特異が 1月8.8日±1日に静穏化した場合) 2025年1月26日±3日 (CH32 特異が 1月14日±2日に静穏化した場合) |
推定時間帯 | 09:00±2時間 または 18:00±3時間 (前者の可能性が若干高い) |
推定震央領域 |
「続報 No.382」所載の図4 参照 太線領域内=大枠推定領域 斜線領域=可能性が考えやすい推定領域 震央が火山近傍領域である可能性が高い 弧線A~B以南の可能性は低い 直近で噴火の可能性が考えられる前兆変動はないので、現状では震央近傍火山の噴火の可能性は考えにくい。今後噴火変動が観測された場合は続報予定。 |
推定規模 | 主震:M8.0 ± 0.3 複合の場合:M7.4±0.3 + M7.3±0.3 など (余震を含まない大型地震の断層長が合計で約150km 程度となるような複合地震活動の可能性) |
推定地震種 | 震源が浅い陸域地殻内地震 |
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
関連記事
- 近畿圏中心領域大型地震 (13年4月17日)
- 能登半島地震は予報されていた (24年1月3日)
- 日向灘の地震は予報されていた (24年9月2日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-305) (24年10月17日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-306) (24年10月29日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-307) (24年11月1日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-308) (24年11月6日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-309) (24年11月14日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-310) (24年11月18日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-311) (24年12月9日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-312) (24年12月19日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-313) (24年12月25日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-314) (24年12月30日)