4月15日から16日にかけて、小惑星〝2021 GF10〟と〝2021 GN10〟が地球と月に接近します。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2021 GF10 | 6~14 | (地球)4月15日 18:29 (月)4月15日 21:57 |
0.30 1.25 |
2021 GN10 | 6~13 | (地球)4月16日 07:30 (月)4月16日 09:45 |
0.75 0.57 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
GF10 と GN10 はアポロ群に分類されています。
直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。GF10 と GN10 が最初に観測されたのは 4月14日です。
接近時の地球との相対速度ですが、GF10 は秒速 13.7km(時速約 4万9000km)、GN10 は秒速 12.0km(時速約 4万3000km)と予報されています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。