2021年4月4日日曜日

2つの小惑星が地球と月に接近

 
4月5日から6日にかけて、小惑星〝2021 GV〟と〝2021 GS〟が地球と月に接近します。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2021 GV4~8 (地球)4月5日 02:23
 (月)4月5日 02:43
0.87
1.69
2021 GS5~11 (地球)4月5日 18:07
 (月)4月6日 00:57
0.65
1.38
(1LD=地球から月までの平均距離) 

GV と GS はアポロ群に分類されています。

直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。GV と GS が最初に観測されたのは 4月3日です。

接近時の地球との相対速度ですが、GV は非常に速く秒速 20.8km(時速約 7万5000km)、GS は平均的で秒速 11.9km(時速約 4万3000km)と予報されています。

GS の地球と月への接近時刻には ±4分の誤差が見込まれています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。

 
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