以下は、気象庁が10月8日に発表した「雌阿寒岳の火山活動解説資料(平成27年9月)」(PDF形式)に掲載されている赤外熱映像装置によるポンマチネシリ96-1火口底の地表面温度分布画像です。2015年10月1日(上)と2014年10月1日(下)を比較しています:
気象庁「雌阿寒岳の火山活動解説資料(平成27年9月)」より |
火口底の温度が1年前と比べて明らかに上昇しています。ポンマチネシリ96-1火口南側でおこなわれている全磁力観測によると、2015年3月中旬以降、全磁力の低下傾向が継続しており、同火口の地下の温度が上昇していると推定されていました。
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