10月19日から20日にかけての夜間、宮城県仙台市(地図)や隣接する富谷町・川崎町で、電線から火花が出ているとの通報が相次ぎ、16ヶ所で電線の張り替えがおこなわれました。当時仙台市では小雨が降り続いており、「劣化して被覆が薄くなった電線に塩分やほこりを含んだ水分が付着し、放電して発火する『トラッキング現象』が起きた可能性がある」(東北電力):
このような現象が起きると、いつも電線の劣化や塩害と雨が原因と説明されます。しかし、なぜ、特定の地域にだけまとまって発生するのでしょうか。電線が古くなっている地域は他にもたくさんあるでしょうし、そのような場所に雨が降ることは頻繁に起きていると思われます。
以下の関連記事の末尾には、2005年にやはり宮城県で起きた同じ現象の報告があります。
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