4月15日付「近畿圏中心領域大型地震 (続報-33)」の続報です。
八ヶ岳南麓天文台の串田氏が更新情報を4月29日付で出しています:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.064 (PDF形式)
前回までの更新情報で、串田氏は4月29日前後にステージ7前兆群が終息すると予測していましたが、29日午後現在で前兆は減衰傾向にあるものの依然として継続中とのことです:
観測装置 | 前兆の現状 |
---|---|
CH16 | 継続中(特異状態が出現している) |
CH17 | ほとんど正常状態に復帰 |
CH20 | 断続的に正常状態に復帰、顕著な特異状態は脱した |
CH21 | 継続中 (特異状態が出現している) |
CH23 | 断続的だが4月28日夕刻以降正常 |
4月29日午後現在で前兆が継続中で、近日中に前兆がすべて静穏化するとは考えにくいため、前兆群全体の出現状況を見直し再計算。その結果、もっとも早い前兆終息時期は5月16日前後になるが、実際の前兆静穏化を観測した上で修正したいとのことです。現時点での串田氏の予測をまとめると以下のようになります:
推定震央 | 福井県、滋賀県、三重県、奈良県、兵庫県南東部、大阪府北部、京都府南部、石川県南部、岐阜県西部、愛知県西部を含む領域のどこか (以前のPDF文書に地図あり) |
推定規模 | M7.9±0.3 (陸域の浅い震源) |
推定前兆終息日 | 5月16日± |
推定発震日 (または次のステージへの移行時期) |
7月21日± (早い場合) |
推定発震時刻 (注) | 午前9時±2時間 または 午後6時±2時間 |
串田氏は、「現段階で言えることは、近日中に全前兆が静穏化することは考えにくいことから、少なくとも7月中旬以前に発生の可能性は否定できる(安全)」と書いています。
(注) なぜ、地震発生の月日だけでなく時刻までが推定できるのかについては、「近畿圏中心領域大型地震 (続報-28)」をお読みください。
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