現地時間4月7日午後9時27分(日本時間8日午前4時27分)、フランス南東部でマグニチュード 5 クラスの地震がありました。被害は出ていないもようです。
地震の規模については、報道によって M5.2 から M4.7 程度までばらつきがありますが、EMSC(European Mediterranean Seismological Centre)では M4.9、深さ 5km としています(資料)。震央(地図)はアルプス山脈の南西部で、ニースやモナコ、イタリアのトリノなどで最大震度5(現地の震度階級で〝Strong〟)の揺れとなりました(資料):
- Provence and Riviera hit by 5.2 magnitude quake
- Rare magnitude-5 earthquake strikes southern France
- Riviera earthquake 'is a warning to France'
- Rare Earthquake Strikes Southern France
この規模の地震がフランスで起きるのは、おおよそ30年に1度とのことです。
震源付近では、ユーラシア・プレートに対してアフリカ・プレートが年速 5mm で北上を続けており、アルプス山脈は今なお隆起を続けています。今回の地震の発震機構解を見ると、正断層型の地震であったようです。
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