「被害が予測される震源が浅くマグニチュード7以上の地震予兆情報を提供」、企業向けは2月1日から、個人向けは5月1日から情報提供を開始:
予測の原理を抜粋してまとめると、以下のとおりです:
▼ 「国土地理院は15年前からGPS電子基準点の設置を開始しました。現在では沿岸部ならびに内陸部では約20kmメッシュに1基の割合で、総計1240か所に設置を完了し、その位置データをインターネットで公開しています」
▼ 「GPS電子基準点は、時には数cmから数十cmで、一定の方向へ移動することがあります。 通常の観測では数ミリ程度で方向が定まらないのですが、大きく、かつ方向性を持つ変動は、最近の大地震と関係していると考えられます」
▼ 「GPS電子基準点の位置変化を単独で計測する(カーナビの方法)のではなく、2基のGPS電子基準点の間の距離変化を観測します。 各GPS電子基準点の位置変化により、刻々と変化する地面の状態をデータベース化」
▼ 「過去15年間の地震、特に過去5年間の大震災の発生前後のデータベースを検証したところ、『被害の大きい=震源が浅くマグニチュード7前後以上の大地震』の全てで、数ヵ月前から事前の変動をつかむことができました」
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