2009年3月3日火曜日

ビキニと男性心理

ちょっと怖い研究成果が『ナショナル・ジオグラフィック』誌のサイトに掲載されています。プリンストン大学の研究者が複数の男性被験者に脳スキャンの装置を取り付けて実験した結果です:
記事をかいつまむと ――
(ビキニのように)露出の多い衣服を身につけた女性の写真を見せられると、男性の脳内では、道具の取り扱いに関係する領域が活性化する。

男性は、セクシーな女性のイメージを、一人称の動詞「I push, I grasp, I handle」(押す、掴む、取り扱う)と関連づける傾向がある。

最もショッキングな発見は、被験者男性の何人かで、通常、他者の気持ちを思いやる時に働く脳の領域がまったく活性化しなかったことである。このようなタイプの男性は、(ビキニのような露出度の高い服装の)女性が自分を性的に誘惑しているものとみなし、相手の気持ちを考えない。この社会的認知に関わる領域の活動が欠落することは実に奇妙だ。このようなことは、通常はほとんどおこらない。

被験者男性に様々な衣服を着た女性の写真を見せる(女性の顔は見せない)と、写真 1 枚あたり 0.2 秒しか見せていないにもかかわらず、ほとんどの男性はビキニの女性を一番よく記憶していた。
―― ということです。

よく「男は、女を子供を産む道具としか考えない」というようなことを言いますが、本当だったようです。