2021年5月4日火曜日

噴火の様相が一変 — アイスランド

 
4月24日付「噴火続く — アイスランド」の続報です。
 
現地時間 5月2日午前0時(日本時間 2日午前9時)ごろを境に噴火活動が変化しました。これまでは複数の亀裂火口から溶岩が噴出していましたが、1つの火口を残して他は活動を休止しました。活動を続けている火口では間欠的・脈動的な溶岩の激しい噴出が続き、溶岩噴泉は高さ 100〜150m(報道によっては東京タワーの高さに迫る 300m)に達しているとのことです:
 
 
 
以下はアイスランド気象庁の5月3日付発表のテキトー訳です:
Fagradalsfjall の噴火は、1つの主要な火口を通して続いています。この活動中の火口は、4月13日にこの地域で開いた 5番目の亀裂開口部です。4月27日以降、火山活動は継続的な溶岩の噴出を特徴としていましたが、5月2日午前0時ごろに活動が変化し、それ以降はパルス的な挙動を示しています。これらのパルスは、8~12分の活動期間と、その間の 1~2分の休止期間からなっています。活動的なパルスは、強い噴出活動から始まり、噴泉は地上100~150m、中にはそれ以上の高さに達するものもあります。これらのパルスは、噴火現場周辺の広い範囲に配置された地震観測点で観測される地震動に非常に明瞭に現れています。

(中略)

このような火山活動の変化の原因は明らかではありませんが、マグマの流れ、マグマやガスの化学組成の変化、あるいは地下の火道の変化の可能性も否定できません。

このような活動の変化を考慮して、噴火地点の危険区域の範囲を再検討しています。