1月9日付「キラウエア山が噴火 — ハワイ (続報-3)」の続報です。
5月26日18時23分(日本時間27日13時23分)発表の 『HVO/USGS Volcanic Activity Notice』 によると、6ヶ月近く続いていたキラウエア山(地図)の噴火が止まったとのことです:
- HVO/USGS Volcanic Activity Notice
- USGS: After nearly 6 months of volcanic activity, Kilauea eruption has hit pause (写真2葉あり)
以下は『HVO/USGS Volcanic Activity Notice』 から抜粋・テキトー訳したものです:
- キラウエア火山はもう噴火していない。ハレマウマウ火口内の溶岩湖への溶岩流入は止まり、二酸化硫黄の排出量は噴火前のバックグラウンド・レベルに近いところまで減少している。
- 地上の危険に対する火山警報レベルを「WATH(注意)」から「ADVISORY(勧告)」に、航空カラーコードを「オレンジ」から「イエロー」に引き下げる。
- 溶岩湖への溶岩の流入は、5月11日から13日の間に停止したと考えられる。前月からの溶岩流入の減少により、5月11日には溶岩湖は2つの小さな池に縮小し、5月20日には溶岩が固化した層に完全に覆われた。溶岩湖の表面が最後に動いたのは5月23日であった。
- 噴火時に継続していた地震動はかなり弱まっているが、引き続き浅い場所でのマグマの活動を示している。
- 5月11日以降、山頂では微弱な膨張変動と浅い火山性構造地震の増加が見られる。これは、火山系に流入したマグマが深部に蓄積されつつあることを示唆している。
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