2014年3月5日水曜日

小惑星 2014 DX110 が地球接近


3月6日午前6時7分(日本時間)、アポロ型小惑星地球近傍小惑星に分類される〝2014 DX110〟が地球に 0.91LD まで接近します(1LD=地球から月までの平均距離)。この小惑星は2月28日に発見されたもので、直径は 31m と推定されています。最接近時の地球との相対速度は秒速14.9km(時速約5万3000km)です。

小惑星 直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(*)
2014 DX110 31 3月6日 06:07 0.91
(*)地球から月までの平均距離=1 

関連記事

宏観異常情報の収集開始 ― 高知県 (続報-8)


2月8日付「宏観異常情報の収集開始 ― 高知県 (続報-7)」の続報です。

高知県庁のウェブサイトに掲載されている宏観異常現象の表が3月5日付けで更新されています。2月分の報告件数は0件です。昨年8月分で初めて2件の異常報告があったのですが、それ以外の月はこれまでのところ0件の状態が続いています:

関連記事

2014年3月1日土曜日

カグラザメ捕獲 ― 青森県むつ市


2月28日、青森県むつ市大畑町(地図)沖の定置網に、深海に棲むカグラザメがかかっているのが見つかりました。体長2.7mで、捕獲時にはまだ生きていたとのこと。「県内でカグラザメを確認したのは初めて」(県営浅虫水族館)、「近海の水温は1度未満で例年に比べて低く、春や秋に捕れるマダイが弱った状態で大量に網に掛かったり、この時期に捕れるサクラマスが不漁だったりしている」(大畑町漁協):

関連記事

リュウグウノツカイとサケガシラが漂着 ― 島根県隠岐の島町


2月23日、島根県隠岐の島町卯敷(地図)の海岸にリュウグウノツカイ(推定体長1.8m)とサケガシラ(体長1.5m)が漂着しているのが見つかりました。今冬は日本海沿岸で深海魚の捕獲や漂着が相次いでいることについて「これほど多く見つかるのは異常。深海に何らかの環境異変があり、浅い海に来たと考えられる」(環境省自然公園指導員):

関連記事

地震防災対策強化地域判定会会長会見


2月24日に判定会が開催されました。「浜名湖周辺のフィリピン海プレート内では、引き続き地震の発生頻度の低い状態が続いています」、「御前崎の長期的な沈降傾向は継続しています」、「1月23日から28日にかけてと2月3日から7日にかけて、愛知県と静岡県西部の複数のひずみ観測点でわずかな地殻変動を観測しました」:

関連記事

冥王星まで500日


3月1日、人類初の冥王星(および太陽系外縁天体)探査機「ニュー・ホライズンズ」が、冥王星まであと500日の地点を通過します:
  • About New Horizons (ページの右上に冥王星最接近までの日数、時間が表示されています)

ニュー・ホライズンズは2006年1月に打ち上げられました。2011年3月18日(大震災の1週間後)に天王星の公転軌道を横切り、2014年8月25日には海王星の公転軌道を横切ります。ちょうど25年前の同じ日には、ボイジャー2号が海王星のそばを通過しています。ニュー・ホライズンズが冥王星に最接近するのは2015年7月14日です。

ニュー・ホライズンズの現在位置は次のページで確認できます。1時間ごとに更新されています:

関連記事

2014年2月28日金曜日

南タメ町 (続報-3)


2月28日付「南タメ町 (続報-2)」の続報です。

NASAのウェブサイトに、全球降水観測計画主衛星(GPM主衛星)の打上げに関連して掲載されている種子島宇宙センターの写真集からいくつか紹介します。

画面下部に写っている人と比べると、H-IIA ロケットの大きさが実感できます:

ケネディ駐日大使と握手を交わすJAXA理事長。宇宙センター近隣の村長さんかと思いました:

打ち上げの8日前に行われたロケットのお祓い。アメリカ人には理解不能かもしれません。キリスト教でいえば聖水をふりかける儀式に相当するのかもしれません:

JAXAでは、ロケットの打ち上げ前に「三社参り」をすることが慣例になっているようです。2月25日に宇宙センター近隣の3つの社や祠に詣でている様子を捉えた写真です。これもアメリカ人には奇異な風習に見えるのではないでしょうか。4枚目の写真で、一人で参拝しているのはGPM衛星担当のプロジェクト・マネージャーとのこと:

関連記事

南タメ町 (続報-2)


2月25日付「南タメ町 (続報)」の続報です。

2月28日午前3時37分(日本時間)、GPM(Global Precipitation Measurement、全球降水観測計画)主衛星が種子島宇宙センターから打ち上げられました。衛星は無事にロケットから分離され、高利得アンテナの展開にも成功しています。以下はJAXAとNASAの発表文ですが、NASAが冒頭に掲載している写真は非常に印象的です:

H-IIA ロケットの打ち上げは、23回中22回成功しています。失敗したのは2003年11月の6号機で、固体ロケットブースターが分離せず、地上からの指令によって空中で自爆しています。


関連記事

2014年2月27日木曜日

東北地方太平洋沖地震と火山


2月25日に開催された第128回火山噴火予知連絡会定例会で使われた資料に「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震後に地震活動の活発化した火山」(PDF形式、155KB)があります。21の火山がリストアップされ、そのうちの19の火山はすでに「平常」状態になっています。まだ、「平常」に復帰していないのは八甲田山と富士山です。

昨年3月の火山噴火予知連絡会定例会で使われた同名の資料では、20の火山が列挙され、17の火山が「平常」に戻っているとされています。「平常」に戻っていないのは日光白根山、箱根山、富士山の3山で、八甲田山は記載されていませんでした。


関連記事

富士山の低周波地震


2月25日、第128回火山噴火予知連絡会定例会が開催されましたが、その際に使われた資料が公開されています:

上記資料の84ページで、気象庁は富士山について「火山活動に特段の変化はなく、噴火の兆候は認められない」としています。一方、94ページには防災科学技術研究所の提示した「富士山の積算低周波地震回数と積算地震波動エネルギー」というグラフが掲載されていますが、それを見ると本当に「特段の変化はない」とか「兆候は認められない」と言えるのだろうか、と思ってしまいます:

Credit: 防災科学技術研究所
(クリックで拡大)

グラフの「積算低周波地震回数」の曲線(細い方の曲線)を見ていただきたいのですが、2001年前後に急上昇したあと、勾配がそれ以前より急なままで推移し、2013年ごろからはさらに急勾配になっています。つまり、低周波地震の発生頻度が上がっているということです。年月とともに技術が進歩して観測装置が鋭敏になり、観測ネットワークが充実して、より微弱な低周波地震も捉えられるようになったという面があるのかも知れませんが、気がかりな傾向です。

神奈川県温泉地学研究所の資料には「富士山直下のマグマ溜まりの圧力が高まって膨張歪を生じさせるとともに、低周波地震活動の活発化をもたらした」との記述があります。

低周波地震の発生回数は、東北地方太平洋沖地震直後に富士山近傍でおきた静岡県東部地震(M6.4、最大震度6強)の影響を受けていないようです。

一方、同資料の95ページに掲載されているグラフを見ると、通常の地震の発生回数は明らかに静岡県東部地震の影響を受けています。同地震の震源域を含む富士山南麓(地図のA地域)の地震回数が増えるのは余震の影響があるのでしょうが、震源から離れた富士山の北(D地域)と北西(E地域)の地震発生のペースが静岡県東部地震発生前に比べて上昇したまま推移している点が気になります。


関連記事