2016年12月20日火曜日

「予言」的中


12月19日、トルコ駐在のロシア大使が殺害されたとのニュースには二重の意味でびっくりしました。二重というのは、一国の大使が殺害されたこと自体に加えて、知り合いの「予言」が的中したからです。

その知り合いは私と同じく天文ファンなのですが、今月初めに話をしたときに冗談交じりですが次のように言っていたのです ―― 12月19日に一国を代表するような人物かそれに準ずるような人物が暗殺されるかも知れない。理由は、12月19日にしし座の一等星レグルス(「獅子の心臓」)に月が 1°01′ まで近づくから、というものでした。「一国を代表する」というのは国家元首クラスで、次期米国大統領のトランプ氏のことかなと思っていたのですが、大使も自国を代表して他国に駐在しているので当たらずといえども遠からずです。

来年1月15日には再び月がレグルスに近づきます。接近距離はさらに縮まって 0°50′。大統領就任式が間近に迫る時期ですので、どうなることやら。

月がレグルスに近づく現象はわりと頻繁に起きています。なぜならレグルスは白道(天球上の月の通り道)の近くに位置しているから。ですから私の友人の「的中」は偶然のできごとと考えるべきなのは言うまでもありません。


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