2015年1月31日土曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-42)


1月12日付「近畿圏中心領域大型地震 (続報-41)」の続報です。

八ヶ岳南麓天文台の串田氏が更新情報を1月30日付で出しています:

ついにその時が来たのでしょうか。2008年7月に出現し初め、6年以上にわたって継続してきた「No.1778 前兆」が終息し、「直前特異」が出現した可能性があります。

前回の更新情報(No.077)では、串田氏は概略次のように述べていました:
  • 12月4日に第7ステージ前兆群がついに終息した可能性がある。しかし、同じ観測装置に12月6日から別の大型地震前兆(N0.2443前兆)の影響が顕著に現れているため、終息を確認できない。

  • 12月4日に前兆が終息していた場合には、1月22日前後に直前特異が出現する可能性があるので、これを確認する予定。

今回の更新情報(No.078-079)をまとめると以下のようになります:
  • 1月20日から、2つの観測装置に基線が太くなる変動(櫛歯BT変動)が出現し始めた。1月22日には、4つの観測装置に同期特異状態が現れた。

  • 1月22日を中心とした櫛歯変動や特異状態は、観測装置に影響を与えるFM放送局の位置や、他の前兆群との相関も認められない点などを考慮すると、No.1778前兆に関連した直前特異である可能性が否定できない。

  • 12月4日前後に第7ステージ前兆群が静穏化したとして計算した時期(1月22日前後)に直前特異と見なせる変動が現れたことは、「偶然としてはあまりにも計算値と合いすぎている」。

  • 2013年11月7日を前兆群の極大、2014年12月4日を静穏化、2015年1月22日を直前特異出現として計算すると、「No.1778 前兆」に対応する大型地震の発生時期は2015年4月20日前後となる。

  • ただし、別の大型地震前兆「No.2443前兆」が継続中で「No.1778前兆」の観測装置にも現れているため、前者の前兆が終息した時点で後者の前兆がすべて終息しているかを確認する必要がある。

  • 「No.1778前兆」と「No.2443前兆」とが異なる大型地震の前兆なのか、同一地震の前兆なのかについては検討中。

ちなみに2015年4月19日は新月です。


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吾妻山で火山性微動、噴火警戒レベル引きあげ (続報-2)


12月22日付「吾妻山で火山性微動、噴火警戒レベル引きあげ (続報)」の続報です。

1月28日、吾妻山(地図)で火山性微動が発生しました。継続時間は約2分50秒。「火山性微動発生前後に地震活動の変化はありませんでした」が、翌29日にはやや多い状況になっています:

1月26日から、火口方向が上がる傾斜変動がやや大きくなっています。また、一切経山付近の膨張を示唆する地殻変動も観測されています。

以下の表は、気象庁が毎月発行している「吾妻山の火山活動解説資料」から火山性地震と火山性微動の発生回数を抜き出したものです。火山性地震については、具体的な数値が記載されず、「少ない」、「やや多い」などと書かれた月があります:

年・月 火山性地震 火山性微動
2013年
1月
0 0
2月 少ない 0
3月 少ない 0
4月 少ない 0
5月 少ない 0
6月 0 0
7月 少ない 0
8月 11日から12 日にかけて、大穴火口付近を震源とする火山性地震が連続して発生し、「多い」状況。 17日以降は観測されず、「少ない」状況に戻る。 11日に1回、12日に2回、13日に1回発生(継続時間は、約10分、約5分30秒、約2分40秒、約2分)
9月 少ない 0
10月 11 0
11月 86 (10日から11日にかけて、大穴火口付近を震源とする火山性地震が連続して発生し、2日間で 44回と「多い」状況) 0
12月 29 0
2014年
1月
少ない 0
2月 少ない 0
3月 少ない 0
4月 少ない 0
5月 少ない 0
6月 1 0
7月 38 (20日に大穴火口付近を震源とする火山性地震が22回発生し、一時的に「多い」状況となる) 0
8月 少ない 0
9月 2 0
10月 91 (12日から29日にかけて、大穴火口直下付近が震源と推定される火山性地震が増加し、「やや多い」状況) 0
11月 130 (17日から22日にかけて、大穴火口直下付近が震源と推定される火山性地震が増加し、「やや多い」状況) 0
12月 576 (震源は大穴火口直下付近の浅い所) 12日に1回発生(継続時間は約35分)
2015年
1月
742 (30日15:00までの回数、1998年以降で最多、震源は大穴火口直下付近の浅い所) 28日に1回発生(継続時間は2分50秒)


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2015年1月28日水曜日

私は○○


フランスの「シャルリー・エブド」紙に対する襲撃事件や今回の日本人人質事件では、〝Je suis Charlie〟や〝I am Kenji〟という言葉がテロリストへの抗議や、犠牲者や人質への連帯の意思表示として使われています。

多くの報道では、〝Je suis Charlie〟は「私シャルリー」、〝I am Kenji〟は「私ケンジ」という日本語を当てていますが、そのような文言がなぜ抗議や連帯の意味になるのか、今ひとつ腑に落ちず疑問に思っていました。

今朝、うつらうつらしているときに思い出したのが、映画「スパルタカス」(監督:スタンリー・キューブリック、主演:カーク・ダグラス)です。紀元前73年に、まだ共和制だったローマで起きた剣闘士(グラディエーター)を中心とした大規模な奴隷の反乱を描いた映画です。

スパルタカスが率いる反乱軍は、一時はイタリア半島を席巻しますが、最後には全滅に近い敗北を喫します。生き残って捕虜となった剣闘士や奴隷たちが集められて座り込んでいると、スパルタカスを見つけようと躍起になっているローマ軍が、「スパルタカスを指し示した者は命を助ける」という条件を出します。スパルタカスは名乗り出ようとしますが、仲間の一人がそれに先んじて立ち上がり〝I am Spartacus〟(私がスパルタカスだ)と叫びます。すると、それに続いて捕虜たちが次々に立ち上がり〝I am Spartacus〟と叫ぶという感動的なシーンがありました:

〝I am Spartacus〟には「私がスパルタカスだ」という意味に加えて、「殺すなら私を殺せ」という含みがあると思います。

話をもとに戻すと、フランスで始まった〝Je suis Charlie〟は「私シャルリー」ではなく、「私シャルリーだ」と訳すべきではないかということです。「私がシャルリーだ(殺すなら私を殺せ)」。これだと、テロリストに対する抗議や犠牲者への連帯の意思表示の言葉として得心がいきます。


2015年1月23日金曜日

蔵王山で火山性微動、火山性地震増加、傾斜計にも変化 ― 宮城県 (続報-21)


12月19日付「蔵王山で火山性微動、火山性地震増加、傾斜計にも変化 ― 宮城県 (続報-20)」の続報です。

1月19日21時28分ごろ、蔵王山(地図)で今年になって初めての火山性微動が発生しました。継続時間は短く、振幅も小さなものでした。火山性地震や傾斜計の変化は観測されていません:

以下の表は、2013年1月22日に蔵王山で観測開始以来初めてとなる火山性微動が発生してからの推移をまとめたものです。じわじわと火山活動のレベルが上がってきているようです:

月日 事象
2013年
1月22日
火山性微動、観測開始(2010年9月1日)以来はじめて
1月27日 火山性微動
4月5日 低周波地震が一時的に連続して発生
4月5日
~11日
東北大学・蔵王観測点の傾斜計に変化
4月7日 坊平観測点の傾斜計で南東方向(山頂の南側)が上がるような変化、火山性微動(継続時間 3分20秒)
4月9日 火山性微動(継続時間 4分20秒)
4月21日 坊平観測点の傾斜計で南東方向(山頂の南側)が上がるような変化、火山性微動(継続時間 5分40秒)、低周波地震が一時的に連続して発生
6月4日 火山性微動(継続時間 2分20秒)
7月17日 火山性微動(継続時間 3分10秒)
7月18日 坊平観測点と東北大学・蔵王観測点の傾斜計に変化、火山性微動(継続時間 3分10秒)
7月31日 火山性微動(継続時間 5分40秒)
10月19日 坊平観測点の傾斜計に変化、火山性微動(継続時間 16分57秒)
10月23日 火山性微動(継続時間 1分30秒)、直後に計測基準未満の火山性微動も。その後、23日05時ごろから24日08時ごろにかけて火山性地震がやや多い状況
11月1日 坊平観測点の傾斜計に変化、火山性微動(継続時間 2分30秒)。火山性微動の発生後に微小な火山性地震。10月下旬以降、火山性地震がやや多い状況。
12月4日 火山性微動(継続時間 3分40秒)。微動発生前後に低周波地震が4回発生。火山性地震もやや増加。
12月8日 坊平観測点および蔵王観測点で傾斜変動、直後に火山性微動(継続時間 8分)。火山性地震はやや増加した状態で推移。
2014年
1月3日
火山性微動(継続時間 1分)。微動発生後に火山性地震が4回発生。
8月6日 火山性微動(継続時間 8分)。微動発生後、御釜直下付近の浅いところを推定震源とする火山性地震がやや多い状況。全て低周波地震。7日にかけて55回発生、8日になって減少傾向。火山性微動発生の前から傾斜計に南東(山頂の南側)上がりの変化、9日13時ごろに終息。
8月8日 火山性微動(継続時間 短い)
8月10日 火山性微動(継続時間 短い)
9月4日 火山性微動(継続時間 短い)
9月30日 火山性微動(継続時間 4分)。微動発生に先行して南東(山頂の南側)上がりの傾斜変動。微動発生後の30日19時ごろから10月1日17時ごろにかけても、南東上がりの傾斜変動。10月1日6時ごろから2日14時ごろにかけて火山性地震が9回発生し、一時的にやや多い状況。
10月5日 火山性微動(継続時間 短い)
10月8日 火口湖「御釜」が一時的に白濁
10月9日 火山性微動(継続時間 短い)
10月10日 火山性微動が2回発生(いずれも継続時間短い)
10月19日 火口湖「御釜」が一時的に白濁
11月18日 火山性微動(継続時間4分超、周期の長い成分を含む)
11月19日 火山性微動が3回発生(継続時間約7分30秒、1分30秒超、1分超)、1番目の微動は、これまでと比べて規模が大きく、南東(山頂の南側)上がりの傾斜変動が先行、微動発生直後に南東下がりの変動。
12月19日 火山性微動(振幅大きい、継続時間約1分20秒)。微動発生に先行して南東(山頂の南側)上がりの傾斜変動。
12月29日 火山性微動(継続時間 1分40秒)、微動発生に先行して南東(山頂の南側)上がりの傾斜変動。
2015年
1月19日
火山性微動(継続時間 短い)


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2015年1月22日木曜日

NASAの科学者が雲で地震を予知?


トルコの新聞記事です。NASAの科学者(?)が、雲の形成や移動を衛星写真で追跡することによって、地震予知に成功した(?)という内容です:

以下は、1番目の記事のテキトー訳です:
トルコ系フランス人の科学者が、雲の形成と動きを分析することによって、地震を発生の5日前に予知した。

イオン化した雲の研究で知られるロナルド・カレル氏は、衛星写真の分析に基づいて、1月12日、NASAの本部に対して、マグニチュード5.0の地震がトルコのエーゲ海(地図)中央部からマルマラ海(地図)東部にかけての地域で7日以内に発生する見込みだと報告した。カレル氏は、大規模な雲の形成が安定的に起こる場所で地震が発生すると指摘している。

5日後の1月17日、マグニチュード4.3の地震がトルコ中央部のエスキシェヒル県 Karaçobanpınarı村(地図)で発生した。

カレル氏は、最近、NASAの〝GeoCosmo Science and Research Center〟で上級管理職に任命された。同氏は、発生した地震の規模が予測を下回ったことに驚いているが、人命が失われなかったことに安堵していると語っている。

地殻のひずみによって下層大気中に拡散したイオンは、湿度が高いとイオン化した地震雲を形成する、とカレル氏は語り、そのような雲の動きは普通の気象学的な雲とは異なっている、と付け加えた。

NASAの〝Global Earthquake Prediction System〟部門の議長である フリードマン・フロイト博士はカレル氏にお祝いを述べ、他の研究者たちに対して人工衛星を使って雲の形成過程の異常を追跡調査するようアドバイスした。

カレル氏によれば、29人の科学者からなる委員会が設けられ、(以下文意不詳)

以下は、カレル氏のツイートです。トルコ語で書かれています。Googleで英語に翻訳しても今ひとつ意味がはっきりしませんが、どうやら報道は間違っていると言っているようです。予測した地震発生時期は「1月7日から12日以内」、予測震央は写真に引かれた2本の赤線の間である、ということのようです:

トルコのあるアナトリア(小アジア)半島は地震の多い地域です。仮にカレル氏の予測したとおりマグニチュード5.0が発生したとしても、この規模の地震では偶然的中した可能性を排除できないと思われます。

記事には、「カレル氏は、最近、NASAの〝GeoCosmo Science and Research Center〟で上級管理職に任命された」とありますが、GeoCosmoはNASAの組織ではなく、NASAと提携関係にある非営利の団体です:

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2015年1月21日水曜日

災害を予知する動物10種


地震などの災害を予知する10種の動物がリスト・アップされています:

2011年の東北地方太平洋沖地震の後、中国・精華大学のヒロユキ・ヤマウチ氏のチームが調査したところによると ――
一部のネコは、地震の6日以上前から異常な行動を示し、ストレスでイライラしたり疲れ切った様子をしていた。ネコたちは身震いし、落ち着きをなくし、逃げ出したりした。

乳牛は、地震の6日前から牛乳の生産量が低下し、それが地震後も4日ほど継続した。

リストに載っている動物の多くは災害を回避するためにその「予知」能力を使っているのですが、逆の行動をとるのはサメです。サメは急激な温度の変化に引きつけられる性質があり、ストーム・チェーサーのように行動することが判明しています。サメの移動を監視することによって、嵐がどこで発生し発達するかを予測できるとのことです。

リストの1番目にあげられている〝golden-winged warbler〟(キンバネアメリカムシクイ)という鳥については、このブログでもすでに紹介しています:

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2015年1月20日火曜日

小惑星 2015 BP が地球接近


1月20日午後1時17分(日本時間)、小惑星〝2015 BP〟が地球に1.81LDまで接近します。

この小惑星は1月17日に発見されたもので、アポロ群に属し、直径は 6~14m と推定されています。

最接近時の地球との相対速度は、秒速12.7km(時速約4万6000km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD
2015 BP 6~14 1月20日 13:17 1.81

*: 1LD=地球から月までの平均距離


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2015年1月19日月曜日

南極に謎の巨大クレーター


昨年12月20日、南極で直径2kmにおよぶ巨大なクレーターが偶然発見されました。発見したのは大陸移動説を提唱した気象学者の名を冠するアルフレート・ヴェーゲナー研究所(ドイツ)のチームで、場所は  King Baudouin Ice Shelf(ボードワン国王氷棚)です:

問題なのはこのクレーターが形成された時期です。過去の観測データを遡って調べた結果、このクレーターを作った隕石が落下したのは2004年だというのです。

直径2km級のクレーターができるような天体衝突は核爆発に匹敵するかそれを上まわるエネルギーを放出するはずですから、いくら人跡まれな南極とはいえ、誰も気づかなかったというのは不可解です。

アメリカなどは地上や海中から発射されたミサイルの発する熱を即座に検知する早期警戒衛星を保有していますが、反応しなかったのでしょうか。想像をたくましくするならば、アメリカは知っていたが公表せず、秘密裏に部隊を派遣。クレーターの中心部を掘削して、「遊星からの物体X」を回収していた ・・・ かも。


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小惑星 2015 BC が地球接近


1月20日午後0時49分(日本時間)、小惑星〝2015 BC〟が地球に1.64LDまで接近します。

この小惑星は1月16日に発見されたもので、アポロ群に属し、直径は比較的大きく 38~85m と推定されています。

最接近時の地球との相対速度は速く、秒速19.74km(時速7万1000km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD
2015 BC 38~85 1月20日 12:49 1.64

*: 1LD=地球から月までの平均距離


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2015年1月18日日曜日

新島誕生 ― トンガ王国


南太平洋のトンガ王国地図)で、昨年末に始まった海底火山の噴火によって新島が誕生しました:

赤と黄色の線が新島の成長を示しています。
Credit: Ministry of Lands and Natural Resources, Kingdom of Tonga;
Matangi Tonga Online

12月下旬、Hunga Tonga島(地図)とHunga Ha’apai島(地図)の間の海底で噴火が始まりました。12月18日に撮影された衛星写真には変色水域が写っていないのに対して、同28日の写真には写っていることから、この期間に噴火が始まったと考えられています。

Hunga Tonga島とHunga Ha’apai島は、直径約6kmのカルデラの一部が海面上に出ているもので、同海域には過去の海底火山の噴火によって形成されたコーン(円錐形の海底火山)がいくつも存在しています。

1月11日、海底火山の山頂部が海面上に現れ、噴煙が高さ10kmに到達しました。トンガの国内航空便はフライトがキャンセルされ、国際線はサモアに行き先変更を余儀なくされました。近隣の島でも降灰が確認されています。

1月15日現在、新島は東西方向に長い形で、長さ1.5~2km、幅約1km、山頂部の高さ約100mにまで成長しています。新島は、すでにHunga Ha’apai島の北東端に接続しています。


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2015年1月17日土曜日

ミンククジラ漂着 ― 福井県高浜町


1月16日、福井県高浜町東三松(地図)の海岸に、体長約5.7mのミンククジラが打ち上げられているのが見つかりました。死後数日が経過しているとみられています。「南の海で越冬するミンククジラが日本海で見つかるのは珍しい」、「ミンククジラは日本海を回遊する夏場に定置網にかかることがあるが、南下する冬場に漂着するのは珍しい」:

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某出鱈目地震予知家は ・・・


東京大学のゲラー教授が、また、地震予知を批判しています。「某出鱈目地震予知家」とは、近畿圏中心領域大型地震を予報している八ヶ岳南麓天文台の串田氏を指していると思われます。ゲラー教授にとっては、よほど目障り、というよりは気になる存在なのでしょう。例の「地震発論」については「笑」の一言でかたづけて以来、まったく言及がないのとは大違いです:

参考までに、今年に入ってから琵琶湖周辺で発生した有感地震を表にまとめてみました:

発生日時 震源地 M 深さ 最大震度
1月4日 5時53分ごろ 大阪府北部 2.8 10km 1
1月5日 11時42分ごろ 滋賀県北部 3.4 10km 2
1月8日 5時30分ごろ 京都府南部 2.8 10km 1
1月9日 1時23分ごろ 滋賀県北部 2.6 10km 2
1月14日 21時02分ごろ 京都府南部 3.8 20km 3
1月16日 18時01分ごろ 滋賀県北部 2.4 10km 1


教授のツイートの時刻は「4:10 - 2015年1月14日」となっています。ツイッターの時刻表示は米国西海岸標準時(PST)だそうですので、日本時間になおすと14日21:10。14日21:02に京都府南部で発生したM3.8、最大震度3の地震の直後に投稿されたツイートのようです。近畿圏でやや大きい揺れの地震があるとすかさず反応するあたり、やはり串田予報を相当気にされているようです。


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小惑星 2015 AQ43 が地球に2回接近


1月14日午後10時20分(日本時間)、小惑星〝2015 AQ43〟が地球に 0.41LDまで接近しました。この接近に先立って、同じ14日の午前11時50分ごろ(約48時間の誤差が見込まれています)にも、地球に 0.46LD まで接近したとみられています。

この小惑星は地球接近後の1月15日に発見されたもので、アポロ群に属し、直径は 6~14m と推定されています。

最接近時の地球との相対速度は、1回目が秒速12.44km(時速約45000km)、2回目が秒速12.51km(時速約45000km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD
2015 AQ43 6~14 1月14日 11:50 0.46
2015 AQ43 6~14 1月14日 22:20 0.41

*: 1LD=地球から月までの平均距離


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2015年1月15日木曜日

宏観異常情報の収集開始 ― 高知県 (続報-17)


12月6日付「宏観異常情報の収集開始 ― 高知県 (続報-16)」の続報です。

高知県庁のウェブサイトに掲載されている宏観異常現象の表が更新されています。12月分の異常報告件数は0件でした:

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リュウグウノツカイ漂着 ― 新潟県新潟市


12月28日、新潟県新潟市西蒲区越前浜(地図)の海岸に、全長約4mのリュウグウノツカイが打ち上げられているのが見つかりました。「県内でリュウグウノツカイが見つかった例は記録が残っているだけで二十数例あるが、4メートル近い大きさは初めて」(新潟市水族館 マリンピア日本海):

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月暈 ― 北海道空知管内


1月5日、北海道空知管内(地図)で、新年初の満月の周りに月暈が見られました。「月暈は薄曇りの月夜にしばしば観測される。雲の中の氷の粒に月の光が反射・屈折して輪状に見えることから、風のない、光が強い満月の夜に特に見えやすい」(札幌市青少年科学館):

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釧路湿原上空に彩雲 ― 北海道鶴居村


1月9日、北海道鶴居村(地図)にある釧路湿原国立公園の上空に彩雲が現れたとのことです。「『瑞雲』などとも呼ばれ、珍しい現象ではないが、古くから、めでたい出来事の前触れとされる」:

1月2日には東京でも彩雲が見られたようです:

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サケガシラ捕獲 ― 高知県室戸市


少し古いニュースですが、12月24日、高知県室戸市室戸岬町(地図)沖の定置網に、深海魚のサケガシラとみられる魚がかかりました。体長は2m余で、発見時には生きていました:

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チカの大群押し寄せる ― 北海道根室市


1月9日、北海道根室市の根室港(地図)にチカ写真)の大群が押し寄せました。「根室港の船だまりは、チカの大群で水面が黒く染まった」、「同港内にこれほどの大群が来たのは7年ぶり」:

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ユムシ大量漂着 ― 北海道紋別市


2014年5月と12月、北海道紋別市(地図)の海岸に、海産無脊椎動物のユムシ(ルッツ)が大量に漂着しました。「ユムシはオホーツク海を含む日本の全海域に分布しているが、紋別で大量に打ち上がるのは稀」、「紋別沖は低気圧の通過によって波が荒れたことから、この影響を受けたものとみられる」:

▼ 5月19日、コムケ湖(地図)近くの海岸

▼ 12月20日、オムサロネイチャービューハウス(地図)裏の海岸

ソコクロダラ水揚げ ― 神奈川県小田原市


12月29日、神奈川県小田原市(地図)の魚市場に、深海魚のソコクロダラが持ち込まれました。「50センチ近い個体であるが、水揚げ頻度としては今まで何度か見たことある程度」:

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2つの太陽出現 ― 茨城県牛久市


1月14日、茨城県牛久市(地図)の空に幻日が現れ、太陽が2つあるような光景となりました。「太陽光が雲の氷粒で屈折・反射して起こる」(水戸地方気象台):

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2015年1月12日月曜日

カグラザメ捕獲 ― 青森県むつ市


1月8日、青森県むつ市大畑町(地図)沖の定置網に、体長約2mのカグラザメがかかっているのが見つかりました。「茶褐色の表皮と青緑色の目が特徴的で、水深約2千メートル付近に生息」、「カグラザメは昨年2月に大畑沖で県内で初めて捕獲されており2年連続。昨年は死んでいたが、生きたまま捕獲されたのは初めて」:

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地震の花


地震で咲いた薔薇の花。2001年2月28日に米国北西部のワシントン州沖で発生したM6.8の地震(USGS資料)の際に、振り子が砂上に描いた図形です:

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直線状の長い雲 ― 沖縄県那覇市


沖縄県那覇市(地図)で、1月3日午後1時ごろから3時ごろまで約2時間にわたって、東西方向に伸びる直線状の長い雲(写真)が観測されました。「大陸からの高気圧が沖縄方面に張り出し本島地方に垂れ込めていた雲を押しのけた際、畝(うね)状の雲がたまたま一文字状に取り残されたもの」(沖縄地方気象台):

「地震雲」信者の人たちによれば、直線状の雲の延長上(あるいは直交方向)で地震がおきるとのこと。沖縄県那覇市から東西方向の延長上で地震の起きそうなところといえば、西は台湾北方の海域や中国・雲南省、東は大東諸島、小笠原諸島の父島・母島、硫黄島付近になります。


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近畿圏中心領域大型地震 (続報-41)


11月26日付「近畿圏中心領域大型地震 (続報-40)」の続報です。

八ヶ岳南麓天文台の串田氏が更新情報を12月25日付で出しています:

要旨は以下のとおりです:
  • 12月3日夜から、最後まで残っていた前兆が完全正常基線に復帰。

  • 12月4日に第7ステージ前兆群がついに終息した可能性がある。しかし、同じ観測装置に12月6日から別の大型地震前兆(N0.2443前兆)の影響が顕著に現れているため、終息を確認できない。

  • 12月4日に前兆が終息していた場合には、1月22日前後に直前特異が出現する可能性があるので、これを確認する予定。

  • 現時点で言えることは、少なくとも12月3日までは前兆が出現していたので、2015年4月上旬以前には前兆に対応する大型地震は発生しないということ。

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