昨年12月20日、南極で直径2kmにおよぶ巨大なクレーターが偶然発見されました。発見したのは大陸移動説を提唱した気象学者の名を冠するアルフレート・ヴェーゲナー研究所(ドイツ)のチームで、場所は King Baudouin Ice Shelf(ボードワン国王氷棚)です:
- AWI scientists discover possible meteorite impact site (写真あり)
- ヴェーゲナー研究所が南極で発見した直径2キロの巨大クレーターとは何なのか? (写真あり)
問題なのはこのクレーターが形成された時期です。過去の観測データを遡って調べた結果、このクレーターを作った隕石が落下したのは2004年だというのです。
直径2km級のクレーターができるような天体衝突は核爆発に匹敵するかそれを上まわるエネルギーを放出するはずですから、いくら人跡まれな南極とはいえ、誰も気づかなかったというのは不可解です。
アメリカなどは地上や海中から発射されたミサイルの発する熱を即座に検知する早期警戒衛星を保有していますが、反応しなかったのでしょうか。想像をたくましくするならば、アメリカは知っていたが公表せず、秘密裏に部隊を派遣。クレーターの中心部を掘削して、「遊星からの物体X」を回収していた ・・・ かも。
関連記事
- カナダで大火球 (08年12月8日)
- 東海3県で謎の「爆発音」 (10年8月8日)
- 東海3県で謎の「爆発音」 (続報) (10年8月25日)
- コロンビアに隕石落下、直径 100m のクレーター (10年9月9日)
- コメットさん宅に隕石が落下 ― フランス (11年10月18日)
- シベリアの隕石孔に巨大ダイヤモンド鉱床 (12年9月18日)
- ロシアに大隕石落下、人的被害も (13年2月15日)
- ロシアに大隕石落下、人的被害も (続報) (13年2月16日)
- ロシアに大隕石落下、人的被害も (続報-2) (13年2月16日)
- ロシアに大隕石落下、人的被害も (続報-3) (13年2月16日)
- ロシアに大隕石落下、人的被害も (続報-4) (13年2月23日)
- 採用面接中に大隕石落下 (13年9月6日)
- チェリャビンスク隕石 最大の破片を引き上げ (13年10月17日)
- 長崎市上空に火球 (14年4月17日)
- 大火球出現 ― ロシア・ムルマンスク (14年4月24日)
- 東北地方で火球目撃情報 (14年5月3日)
- 白昼の大火球落下 ― カナダ (14年5月5日)
- 小惑星の破片落下? ― ニカラグア (14年9月9日)