トルコの新聞記事です。NASAの科学者(?)が、雲の形成や移動を衛星写真で追跡することによって、地震予知に成功した(?)という内容です:
- Scientist predicts earthquake five days before it happens (写真あり)
- Eskişehir depremini önceden NASA'dan bildirdi (地図、説明図、写真あり)
以下は、1番目の記事のテキトー訳です:
トルコ系フランス人の科学者が、雲の形成と動きを分析することによって、地震を発生の5日前に予知した。
イオン化した雲の研究で知られるロナルド・カレル氏は、衛星写真の分析に基づいて、1月12日、NASAの本部に対して、マグニチュード5.0の地震がトルコのエーゲ海(地図)中央部からマルマラ海(地図)東部にかけての地域で7日以内に発生する見込みだと報告した。カレル氏は、大規模な雲の形成が安定的に起こる場所で地震が発生すると指摘している。
5日後の1月17日、マグニチュード4.3の地震がトルコ中央部のエスキシェヒル県 Karaçobanpınarı村(地図)で発生した。
カレル氏は、最近、NASAの〝GeoCosmo Science and Research Center〟で上級管理職に任命された。同氏は、発生した地震の規模が予測を下回ったことに驚いているが、人命が失われなかったことに安堵していると語っている。
地殻のひずみによって下層大気中に拡散したイオンは、湿度が高いとイオン化した地震雲を形成する、とカレル氏は語り、そのような雲の動きは普通の気象学的な雲とは異なっている、と付け加えた。
NASAの〝Global Earthquake Prediction System〟部門の議長である フリードマン・フロイト博士はカレル氏にお祝いを述べ、他の研究者たちに対して人工衛星を使って雲の形成過程の異常を追跡調査するようアドバイスした。
カレル氏によれば、29人の科学者からなる委員会が設けられ、(以下文意不詳)
以下は、カレル氏のツイートです。トルコ語で書かれています。Googleで英語に翻訳しても今ひとつ意味がはっきりしませんが、どうやら報道は間違っていると言っているようです。予測した地震発生時期は「1月7日から12日以内」、予測震央は写真に引かれた2本の赤線の間である、ということのようです:
- DHA ya yalnış resim gitti.. (写真あり)
トルコのあるアナトリア(小アジア)半島は地震の多い地域です。仮にカレル氏の予測したとおりマグニチュード5.0が発生したとしても、この規模の地震では偶然的中した可能性を排除できないと思われます。
記事には、「カレル氏は、最近、NASAの〝GeoCosmo Science and Research Center〟で上級管理職に任命された」とありますが、GeoCosmoはNASAの組織ではなく、NASAと提携関係にある非営利の団体です:
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