毎年のことですが、9月1日に発生した関東大震災にちなんで設けられた「防災の日」が近づくと、大地震を予測したり警告したりする情報がマスコミを中心に増えてきます。その中から2つ紹介します。
▼ 木村政昭・琉球大名誉教授 「ある部分のエネルギーが解放された場合、その北側と南側を危険視するのはプレート理論のセオリーです。特に要注意なのは東北沖の南側、つまり伊豆小笠原諸島のエリアです」:
▼ 神沼克伊・国立総合研究大学院大名誉教授 「関東地震にはおおむね200年周期で起きる規則性がある可能性が高い。誤差を考慮しつつ、次回の発生時期は2130~80年頃と推定できる」、「どんなに早くても100年以上先のこと-と油断してはいけない。過去の関東地震は、いずれも発生の80年前頃から地震活動が活発になり、マグニチュード(M)6、ときにM7級の大地震が発生している」:
ちなみに、神沼氏が共著者となっている『日本の火山を科学する』(神沼克伊・小山悦郎、サイエンス・アイ新書、2011)には、名指しはしていないものの、木村氏と推定される人物がこれまでに発表してきた地震に関する見解を《自己顕示欲の強い学者がマスコミ相手に流した「たわごと」》と批判するコラムが掲載されています。詳しくは以下を参照してください:
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