東北地方太平洋沖地震の前後で震央の分布を比較していると、震災前にはまったく地震が起きていなかった場所で、震災後に集中的に地震が発生しているケースが見つかります。以下は、山形県の震央分布を、東北地方太平洋沖地震の発生前792日間(2年2ヵ月)と、同地震以降の792日間で比較するGIF動画です:
この図の作成には気象庁地震カタログと以下のツールを使用しました: TSEIS web version 0.1 DATABASE JMA (クリックで拡大、転載不可) |
震災後、地図中央部の月山(がっさん、地図)付近に震源の塊が現れています。断面図を見ると、震源の塊は深さ10km付近から地表近くまで伸びていることがわかります。
Wikipediaによると、月山が最後に噴火したのは約30万年前。気象庁が観測や監視をまったくしていないノーマークの火山です。