2012年9月7日金曜日

南極大陸にピラミッド !?


探検家のチームが、南極大陸で少なくとも3つのピラミッドを発見したという「ニュース」です。

以下は、記事の一部をテキトー訳したものです:
驚くべきことだが、ある研究者のチームが、氷に覆われた南極大陸で数個の古代のピラミッドの証拠を発見したと主張している。 
これまでのところ、同チームはその発見についてあまり多くの情報を発表していないが、最近、数枚の写真がインターネット上にリークされている。それらの写真に写っているものが本当に人工的なピラミッドなのか、あるいは単なる岩山の頂上部なのかの判断は読者にゆだねたい。しかし、私の考えでは、それらの写真に写っているものは興味深く、明らかにさらなる調査が必要なものである。 
これらの写真以外には、同チームは発見について固く沈黙を守っている。これらのピラミッドについてさらなる調査がおこなわれるまではこのままだろう。しかしながら、私は同チームのメンバーの友人から、わずかではあるが情報を得ることができた。同チームは米国やヨーロッパ出身の8人のメンバーで構成されている。2つのピラミッドは海岸からおおよそ10マイル(約16km)の地点にあり、3番目のピラミッドは海岸に非常に近いところにある。現在、同チームはピラミッドの少なくとも一つに実際に到達し、それが人工のものか、自然の造形かを究明する遠征を計画している。遠征の時期は明らかになっていない。

非常に疑わしい「記事」です。ピラミッドを発見したというチームの所属(大学、研究機関)や発見の時期についても明らかにされていません。また、掲載されている写真が、実際にこのチームが撮影したものかも確認できません。数枚の写真をもとに捏造された物語ではないでしょうか。写真に写っている「ピラミッド」も、たまたまピラミッドのような形をした自然の山の頂上部や氷と考えたほうが自然です。特に後者の場合、「ピラミッド」は海に流れ出しつつある氷床に取り囲まれており、すでに海の上にせり出している可能性もあります。岩石を積み上げてできたピラミッドがそのような状況で安定していられるでしょうか。そもそも古代に築造されたピラミッドが、長期間の氷床による浸食に耐えて形状を保っているとも考えられません。


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