台風第17号(ジェラワット)は本州直撃の可能性が高いようですが、その衛星画像に説明不能のパターンが現れていたとのことです:
以下は上記の抄訳です:
スーパー・タイフーン(超大型台風)としての勢力を保っていた時期には、ジェラワットは衛星画像上で典型的な外観を見せていた ―― 大きく対称的な「目」と、その周囲の非常に低温の雲頂部を持った強力な雷雲群である。しかし、その移動過程の2つの時期 ―― 9月25日の数時間(画像)と9月27日の協定世界時08時(日本時間同日午後5時、画像) ―― に撮影された可視光線と赤外線の衛星画像の両方には、大変奇妙な境界線が「目」の北東側から北北西に向かって約50マイル(80km)にわたって伸びているのが写っている。私はこのようなものが熱帯低気圧(台風は熱帯低気圧の一種)にあるのを見たことがなく、何がおきているのか説明に窮している。この台風は陸地にそれほど近づいていたわけではないので、地形の影響とは考えられない。また、このような境界線を生じさせる可能性のある乾燥した大気塊や顕著なウィンド・シア(風と風がぶつかる所に発生する急激な風速・風向の変動)もなかった。
私自身は以前にも何度かこのようなパターンを見たことがあるような気がするのですが、記憶が定かではありません。
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