2012年9月28日金曜日

地震予報業務許可事業者の経営実態調査


9月27日、(株)帝国データバンクが「気象・波浪および地震動の予報業務許可事業者27社の経営実態調査」を発表しました。このうち、地震動の予報業務に関しては、「気象庁長官の許可を受けた(中略)地震動の予報業務許可事業者は、2012年5月11日時点で54者」、「2011年度の収入高合計は52億2786万円となり、2010年度に比べ、36.5%増加」、「2011年度の損益合計は1億4165万円となり、2010年度比4.7倍の大幅増」、「東日本大震災後の受注増が寄与したものと見られる」:

「地震動の予報業務」というと地震予知を連想してしまいますが、実際は違うようです。収入高順に業務内容を上記PDF資料から抜き書きすると次のようになります:
  1. 白山工業(株) ― 高精度計測とIP技術を活用した地震計測機器、地震防災システム、緊急地震速報システムなどの開発、販売
  2. (株)小堀鐸二研究所 ― 耐震・免震・耐震構造に関する調査・研究開発、解析、コンサルティングなど
  3. (株)ドリームウェ ― 緊急地震速報を受信して、震度・地震の到達時間を利用者に通知する専用端末の販売
  4. (株)エイツー ― 防災科学技術研究所と共同で研究開発した次世代緊急地震速報端末などの設計、開発、販売
  5. (株)ANET ― 鉄道総合技術研究所グループで、緊急地震速報サービスのリーディングカンパニーとして、緊急地震速報の配信サービス、緊急地震速報の受信システムの構築など