2024年9月23日月曜日

Wakulla Swamp Volcano: フロリダの湿原の奥にあるという伝説の活火山 (その3)

 

この作品は、さらに当時の有力弁護士 P・ウッドソン・ホワイトの探検について述べているが、彼は先人たちと同様、虫だらけの沼地を突破することができなかった。

数年後、ホワイトはこの探検行について次のように書いている。
 
「数年前、私はその場所を訪れて、あの煙の謎を解こうと決心した。」

「私は探検が成功すると楽観していた。当時も今もそうだが、活火山のような形をした何か、もちろん非常に小さなものだろうが、簡単に見つかるだろうと信じていた。」

「私は元気な若者の一団を組織し、自分は測量士の使うトランシット(測量機器)を装備して、探検の現場に出発した」と、尊敬すべき法律家は続けた。

「私は高台から測量機器を煙の柱に向けて線を定め、部下に沼地への道を切り拓くように命じた。」

しかし、探検はすぐに続行不可能になった。弁護士は暑く植物が鬱蒼と茂る現場を次のように描写している。

「糸杉、トネリコ、オーク、ニワトコ、つる植物、エアープランツ、イバラ、長い苔など、沼地に生え埋め尽くす植物が、十重二十重に絡み合っていた」と彼は述べた。

「天候はひどく暑かった。最も湿った場所を通過するために、我々は(雨の少ない)真夏を選ばなければならなかったからだ。」

「ヌママムシ、ワニ、蚊に取りまかれて、うだるような暑さの 2日間を過ごした後、私の部下全員がこの計画を放棄し、私と勇敢な有色人種の少年だけが残され、先に進むことになった」と彼は続けた。

「前進はたちまちひどく遅くなった。我々は深さ 1フィートから 3フィート(約 30cmから 1m)の水の中に立ち、何百万匹もの貪欲な虫の襲撃に苦しみながら、道を一歩一歩切り開かなければならなかった。」

探検の3日目、彼は沼地を見下ろす高い松の木に登り、そこで「5マイルも離れていない沼地の中ほどから立ち上る煙の柱を目撃した」。

彼は次のように書いている。「煙が立ちのぼった地点は、幅 1マイル(1.6km)ほどの平坦な丘の頂上のようで、沼の植物の塊で覆われていて、絶対に通り抜けることはできなさそうだった。

「私の決意は崩れ、体長悪化と疲労で死にそうになりながら、私は切り開いた道に戻った。」

調査の試みのほとんどは同じ結果に終わった。探検家が無事に戻ってこれたとしても。
 
——
 
(続く)