日本が提案した海底地形名18件が、国際水路機関(IHO)とユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)が共同で設置する「海底地形名小委員会」で承認されました:
- 日本提案の海底地形名が国際会議で承認 (PDF形式)
上は海上保安庁が1月6日に発表した資料ですが、4ページ目に「ゴジラメガムリオン地形区」の解説と説明図があります。
メガムリオンとは、海洋底拡大に伴う大規模な正断層が発達し、その断層運動に伴い表面に下部地殻物質やマントル物質などが露出しているドーム状の高まりを持った地形で、表面に海洋底拡大方向に平行な畝状の構造(図)を持つことが特徴。ゴジラメガムリオンがあるパレスベラ海盆での海洋底拡大方向は北東-南西で、これに直交する地形の構造が卓越していますが、ゴジラメガムリオン地形区では拡大方向に平行な構造が発達しています。
ゴジラメガムリオンは2001年に発見され、現在見つかっているメガムリオンの中では地球上最大とのことです。
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