八ヶ岳南麓天文台の串田氏が 7月29日22:00 付けで更新情報を出しています。
「地震発生推定 = 7/30 or 31 ← 発生なき場合は発生時期のみ再考」:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.304 (PDF形式)
CH34 観測装置(八ヶ岳)
- 7月27日未明に現れた BT変動(静穏時より基線幅が増大する変動、図2参照)は、振幅が一定ではないため BT変動ではない可能性がある。
- その後、27日18時ごろから明確な BT変動が出現し、翌28日の朝05時に終息。
- これ以降が 7月21.5日極大に対応する前兆変動終息の可能性となる。
- 7月28日05時〜12時(7月28.2〜28.5)までの間に終息したとして計算すると地震発生時期として 7月30日±3日を得る。12時以降に終息の場合は 7月31日± となる。
- 本日 7月29日夜20時前から基線幅が若干増大しているように見えるのが気がかり。
CH29 観測装置(八ヶ岳)
- 7月27.2日極大の特異変動(図3参照)は、翌 28.2日にもピークがあり、副極大である可能性がある。
- 7月27.2日が主極大、7月28.2が副極大である場合、主極大が鋭く副極大が緩やかな形態のため、経験則[極大〜地震発生]:[主極大〜副極大]= n:1(n は 3.1〜3.5)を用いると、地震発生時期として 7月30日± を得る。
- 本日 7月29日まで変動が継続出現。昼ごろから変動が小さくなりだし、19時以降は静穏。
CH21 観測装置 (八ヶ岳)
- 19時に正常基線電圧値に復帰。7月29.7日終息とみなすと地震発生日として 7月30日± が算出される。
今後の見通しなど
- 本日 7月29日夜20時前から CH34 観測装置の基線幅が若干増大しているように見えるのが懸念材料。7月28日に終息している場合は BT変動が出現しないはず。7月30日または 31日 発生の可能性が示唆されるが、より先である可能性も僅かながら否定できない。
- 今後 CH29 観測装置と CH21 観測装置に前兆変動が再出現した場合は、地震発生はさらに先となる。
- 本日朝の時点で CH29 観測装置の変動が継続出現していたため、本日の発生ではないことは明らかだったが、本日分の観測データを見定めた上で報告したかったため、21時半まで待って当更新情報を作成した。
- 21時45分現在静穏状態が継続中。
- 7月30日または 7月31日に対応地震発生がなく前兆変動が継続していた場合は、地震発生はより先となる。再考のうえ、続報する。
推定時期 | 7月30日または31日に発生の可能性 8月1日までに発生がない場合は再考予定 |
推定時刻 | 午前9時30分±1時間30分 または 午後5時±3時間 |
推定震央領域 | 長野県北部、群馬県、栃木県西部、福島県西部、新潟県南部など 浅間山、白根山などの火山近傍 「続報 No.304」所載の図5参照 |
推定規模 | M8.0 ± 0.3 M7 クラス複合の可能性も若干あり |
推定地震種 | 震源が浅い陸域地殻内地震 |
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