2017年9月19日火曜日

中国が長白山周辺への立ち入りを制限


中国・吉林省北東部にある長白山自然保護区(Changbaishan National Nature Reserve、地図)の一部地区への一般の立ち入りが禁止されました。当局が9月14日に微博(中国版Twitter)で発表したもので、閉鎖されるのは同保護区のうち長白山南部観光地区(southern tourist zone of Changbai Mountain)です。長白山は中国と北朝鮮の国境にそびえる活火山で、北朝鮮や韓国では白頭山と呼ばれており、北朝鮮の地下核実験場からは約110kmの距離にあります:

微博に発表された当局のメッセージの要旨は以下のとおりです:
旅行者の安全と利便性のために一時的に長白山の南部観光地区を閉鎖しています。当局は当該地区の安全性を徹底的に調べています。閉鎖は、潜在的な危険性がなくなるまで継続します。

上記の記事によると、長白山自然保護区では落石が問題となっていたものの、北部と西部の観光地区への立ち入りは制限されていないとのこと。当局は上記メッセージに対するリプライをブロックしていますが、落石の原因は北朝鮮の核実験が原因だとする憶測が広がっているようです。


関連記事