八ヶ岳南麓天文台の串田氏が6月2日15:00付けで更新情報を出しています:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.215 (PDF形式)
以下は今回の更新情報のまとめです ――
推定時期 | 実際の前兆終息を観測後に計算予定 現時点で可能性があるのは6月10日±2日(または6月9日±1日) |
推定時刻 | 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間) |
推定震央領域 | 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域) ある程度火山に近い領域の可能性あり、前兆影響局誤認の場合は福島付近となるが上記が考えやすい |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 |
推定地震種 | 震源の深さ30km以浅の陸域地震 |
▼ 現状
- CH17(八ヶ岳) 5月30日昼から6月2日01時まで糸状特異が出現。その後は正常基線に復帰。
- CH21(八ヶ岳) 5月30日昼ごろから約10時間にわたって正常基線を記録。同日深夜から特異状態。6月2日未明から特異状態が弱くなっている。
- CH29(八ヶ岳) 断続的に特異が短時間出現。
▼ 考察
- CH17の糸状特異は極大と認識。極大の中心は5月31.6日、特異状態の中心は6月1.0日。
- CH21の5月30日昼ごろからの正常基線継続を、5月5.6日極大に対応する静穏化(5月30.6日)とみなして計算すると、6月8日± を得る。
- 現在、継続的に出現している前兆はCH21のみ。
- 複数の前兆初現、極大などの組み合わせからは、地震発生日(または次の極大)として6月10日±2日(6月9日±1日)が算出される。
- 最終極大がCH17の5月31.6日の場合、前兆終息と地震発生の推定時期は以下のとおり(最終極大が6月1.0日の場合は以下より2~3時間ずれる):
- 前兆終息6月6.4日 → 地震発生6月8.4日
- 前兆終息6月7.1日 → 地震発生6月9.4日
- 前兆終息6月7.9日 → 地震発生6月10.4日
- 前兆終息6月8.6日 → 地震発生6月11.4日
- 今後、新たな極大が出現するか、上記の時期に静穏化するか注目。静穏化を確認した後に地震発生日を計算する予定。6月9日時点で前兆が継続している場合には再考する。
串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:
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