八ヶ岳南麓天文台の串田氏が6月20日16:00付けで更新情報を出しています ―― 前兆終息せず、6月23日の地震発生を否定:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.218 (PDF形式)
以下は今回の更新情報のまとめです ――
推定時期 | 実際の前兆終息を観測した後に計算予定 現状で可能性があるのは 6月30日±3日 |
推定時刻 | 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間) |
推定震央領域 | 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域) ある程度火山に近い領域の可能性あり、前兆影響局誤認の場合は福島付近となるが上記が考えやすい。 |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 |
推定地震種 | 震源の深さ30km以浅の陸域地震 |
▼ 現状
- CH17(八ヶ岳) 6月19日夜から20日朝まで11時間近く静穏基線を記録、その後は糸状特異状態。20日午前11時ごろからわずかな幅がある基線を記録中。完全糸状状態ではないが、完全静穏化でもない。
- CH21(八ヶ岳) 静穏化。
- CH29(八ヶ岳) 静穏化。
- K10(高知観測点) 静穏化。
▼ 考察
- CH17の特異が6月20日午前中に終息することが6月23日地震発生の前提条件であったが、CH17は終息しなかった → 6月23日の地震発生は否定。
- 各前兆の出現状況(6月11.6日を極大と認識)から、次に考えられる可能性(地震発生または次の極大)は 6月30日±3日。前提条件となる前兆終息時期は以下のとおり:
- 6月23.4日終息 → 6月27日発生
- 6月24.1日終息 → 6月28日発生
- 6月24.9日終息 → 6月29日発生
- 6月25.6日終息 → 6月30日発生
- 6月26.4日終息 → 7月1日発生
- 6月27.1日終息 → 7月2日発生
- 6月27.8日終息 → 7月3日発生
- 実際の前兆終息を観測し続報する。
串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:
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