6月10日、宮崎県宮崎市田吉の赤江浜(地図)の約1kmの範囲に、クジラ7頭が衰弱した状態で漂着しているのが見つかりました。小型のクジラ・ユメゴンドウで体長は2~2.5m。「ユメゴンドウの集団漂着は全国で3例目で珍しい」(宮崎大教育文化学部・西田伸准教授):
ユメゴンドウという和名は優しそうな印象を与えますが、英語名は〝Pygmy Killer Whale〟で、Wikipediaには「人間が接近することを好まず、人懐こいとは言えない」、「マイルカなど他のイルカなどを襲って食べる様子も観察されている」、「ユメゴンドウの群が捕獲された際、ユメゴンドウ同士が互いに殺し合ったことが報告されている」とあります。主食はイカ・タコ類や小型の魚らしいですが。
今年になって九州で発生したイルカやクジラの座礁/漂着には以下のようなものがあります:
- 別府湾にクジラ ― 大分県大分市 (17年3月2日)
- イルカの群れが座礁 ― 長崎県五島市 (17年3月4日)
- マッコウクジラが集団座礁 ― 鹿児島県南さつま市 (17年3月11日)
- 鹿児島湾にクジラ ― 鹿児島県垂水市 (17年3月14日)
- シャチ漂着 ― 鹿児島県屋久島町 (17年3月17日)
- 大型のイルカ13頭が集団座礁 ― 鹿児島県中種子町 (17年3月29日)
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