八ヶ岳南麓天文台の串田氏が6月9日16:00付けで更新情報を出しています:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.216 (PDF形式)
以下は今回の更新情報のまとめです ――
推定時期 | 実際の前兆終息を観測後に計算予定 現時点で可能性があるのは6月27日±2日 |
推定時刻 | 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間) |
推定震央領域 | 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域) ある程度火山に近い領域の可能性あり、前兆影響局誤認の場合は福島付近となるが上記が考えやすい。 |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 |
推定地震種 | 震源の深さ30km以浅の陸域地震 |
▼ 現状
- CH17(八ヶ岳) 5月30日昼から6月2日01時まで糸状特異が出現。その後は正常基線に復帰。6月4日から糸状特異が継続するようになった。
- CH21(八ヶ岳) 5月30日昼ごろから約10時間にわたって正常基線を記録。同日深夜から特異状態。継続中。
- CH29(八ヶ岳) 散発的に特異が短時間出現。
▼ 考察
- 現在、第25ステージ。
- 前回の更新情報では「6月8日± までに前兆が終息した場合、6月10日± に対応地震発生の可能性がある」としたが、6月9日現在、上記「現状」のとおり前兆が継続出現中 → 第25ステージの前兆動向の認識が誤っていた。
- 現在までの前兆出現状況からは、早い場合の地震発生日(または次の極大出現日)として、6月26日± や6月28日± が算出される。
- 今後の変化を観測して検討する必要がある。全前兆が終息した場合は対応地震発生が推定されるので、その時点で計算して報告する。また、今月末以前を示す可能性が出来した場合は即刻検討の上、報告する。
串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:
関連記事
- 串田氏 ― 福島県沖M5.6の予測に成功 (17年3月1日)
- 跡津川の地下水位と歪み ― 岐阜県飛騨市 (17年3月11日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-150) (17年4月20日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-151) (17年4月28日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-152) (17年5月5日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-153) (17年5月6日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-154) (17年5月13日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-155) (17年5月14日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-156) (17年5月18日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-157) (17年5月20日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-158) (17年5月23日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-159) (17年5月27日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-160) (17年6月3日)